フードテック活用支援
食品ロスの削減や環境負荷低減等のSDGsへの関心の高まりを始め、国際情勢の変化や物価高騰による食料安全保障への懸念など、食に関する社会課題に対応するため、フードテック等を活用した食の持続可能な社会環境の構築を推進します。
フードテック活用支援
県内食品産業の強み「製造・加工」分野のポテンシャルを活かした、静岡らしい高付加価値製品の開発支援を強化していきます。
フードテック活用の方向性
SDGsへの関心の高まりなどから、食の社会課題解決に資する「フードテックビジネス」が注目を集めています。
「フードテック」は食品製造に関わる部分だけでなく、一次産業から消費者向けサービスまで、その活用分野は多岐にわたっています。
静岡県は「サステナブルな仕組・製品づくり」と「災害時にも活用できる健康食開発」という2つの方向性で、県内食品関連事業者と県内外の異業種企業との協業や、異なる分野のプロジェクトとの連携を支援することで、静岡発『未来の食』を国内外に発信することを目指しています。

未来型食品開発プラットフォーム
食品産業振興の一環として、食品ロス削減などの食の社会課題解決と高付加価値化に資する未来型食品の開発に向けて、未利用食品を活用した食のアップサイクルビジネスの創出を支援します。
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食のアップサイクル相談窓口 |
未利用食材活用トライアル拠点 |
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| 未利用食材の供給企業と活用企業を結びつけ、食のアップサイクルを推進することで、企業の収益改善や環境負荷軽減を図ります。 |
「静岡県工業技術研究所 食品科」内に、フードテックによる新たな食品や未利用食材を活用した新商品を開発する企業の支援拠点として、「未利用食材活用トライアル拠点」を開設 (※令和7年9月29日(月曜)運用開始) |

食のアップサイクル相談窓口 @ウェルネス・フーズ産業支援センター
県内の未利用食材の発生状況データベースを整備するとともに、未利用食材の供給元と活用先のマッチングを推進するため、食のアップサイクル相談窓口を設置しました。(令和6年10月1日から運用開始)
【役割】
・未利用食材の発生状況の管理
・未利用食材の利活用に向けたマッチング
・未利用食材を活用したアップサイクル製品の事業化支援 ほか


未利用食材活用トライアル拠点 @静岡県工業技術研究所
アップサイクル製品の試作・品質評価等の支援拠点整備により、県内企業の未利用食材等を活用したアップサイクル製品の研究開発の推進し、食品ロスや環境負荷などの食の社会課題解決と未利用食材の提供・活用企業の収益改善を目指します。(令和7年9月29日から運用開始)
【役割】
(1)技術相談 (2)加工・試作支援
(3)品質・特性評価支援 (4)事業化支援
令和7年度新設機器一覧
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用途 |
機器名称 |
機能 |
|---|---|---|
| 乾燥 | 低温除湿乾燥機 |
・比較的低コストで風味を保持した乾燥品を試作可能 ・初期段階で低温乾燥させると通常の乾燥方法よりも糖化が進み、高品質な甘みの強い商品に 仕上がりやすい |
| 粉砕補助 | 食品用ボールミル |
・未利用食材の粉末化・ペースト化が可能 ・粉砕された未利用素材を。粒の大きさ毎に分別可能 |
| 培養 |
発酵培養機 |
・培養時の菌株性能を引き出すため、時間経過に応じた精緻な温度制御を伴う微生物培養が可能 |


フードテック・ヘルステックビジネス創出支援
食品及びヘルスケア分野の県内事業者の成長を加速する手段として、今後の市場拡大が見込まれる成長分野「フードテック・ヘルステック」を活用した新たなビジネス創出に向け、県内外の企業との協業を支援します。
事業者の方々へのアンケート及びヒアリングの結果を受けて、令和5年度に県が支援する事業アイデアを4件選定しました。
今後の事業アイデアの具体化に伴い、随時詳細を公表していく予定です。
令和5年度

令和6年度

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令和5年度静岡県フードテック・ヘルステックビジネス創出支援業務委託企画提案募集のお知らせ
※令和5年度の募集は終了しました
取組紹介
フードテックに関する本県や県内企業の取組を取り上げた動画や記事を、リンク先のメディア様のサイトでご覧いただけます。
日経SDGsフェス
食のサステナビリティプロジェクト~食の社会課題を解く2023~
- 主催
- 日本経済新聞社、日経BP
- 日時
- 令和5年12月8日(金曜)13時30分から14時00分まで
- 会場
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日本橋高島屋三井ビルディング9階 日本橋ホール(東京都中央区)
※ハイブリッド開催
- 演題
- 循環型で世界の食を変える!!地域で始まった変革に学ぶ(パネルディスカッション)
- 登壇者
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川口精機株式会社 代表取締役社長 大澤宏典氏
S-Bridges株式会社 CEO 長門貴氏
静岡県経済産業部産業革新局新産業集積課 課長 小笠原彩子氏
株式会社スペックホルダー 代表取締役社長 大野泰敬氏
CNET Japan FoodTech Festival 2023
フードテック最前線、日本の作る、育てる、残さないが変わる
- 主催
- 朝日インタラクティブ株式会社
- 日時
- 令和5年10月26日(木曜)14時00分から14時40分まで
- 会場
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Zoomウェビナー開催
- 演題
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静岡発「未来の食」を目指して~静岡県のフードテックの取り組み~
- 登壇者
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静岡県経済産業部産業革新局新産業集積課 新産業集積班長 工藤兼一郎氏
川口精機株式会社 代表取締役社長 大澤宏典氏
酪農王国株式会社 代表取締役 西村悟氏
株式会社スペックホルダー 代表取締役社長 大野泰敬氏
このページに関するお問い合わせ
経済産業部産業革新局新産業集積課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2985
ファクス番号:054-221-2698
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