実践者の声 小松 浩二

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ページID1078502  更新日 2026年2月3日

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写真:○○
週末の沼津 (沼津中央公園)

実践者

団体・役職
株式会社REFS 代表取締役、一般社団法人lanescape代表理事
氏名
小松 浩二
出身
静岡県沼津市
主な活動場所
沼津市中心市街地 旧国一南エリア

経歴

大学生時代
1年間休学し、ユーラシア大陸横断の旅をする。ビデオカメラを持ちながら29カ国を旅。 
~2007年
食品会社に5年勤め、バイヤー業務に携わる。
2008年
カナディアンロッキーでアウトドアを学ぶ。
2009年
Uターンし、商店街に八百屋(REFS)を起業。
2013年
狩野川河川敷を活用する社会実験事業(“かのがわ風のテラス”)に関わる。
2017年
一般社団法人lanescapeを設立。

取組、業務内容

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  • 株式会社REFS(レフズ)
    沼津あげつち商店街に店舗を構える八百屋。伊豆・富士山麓の無農薬・無化学肥料で栽培された野菜を販売。小松さん自らが生産者の所へ足を運び、野菜を仕入れる。
  • 一般社団法人lanescape(レーンスケイプ)
    沼津市内で遊休不動産の転貸業(家守業)をはじめ、河川敷の利活用、一棟貸しの宿の運営(魚町 蔵ノ上)、情報発信メディア「沼津ジャーナル」の運営などを行う。

一般社団法人lanescapeの行っている取組内容は?

写真:サンプル
PASO(新仲見世商店街)

 遊休不動産(空き家・空き店舗)のオーナーと利用を希望する人をつなぎ、利用希望者の意向を聞きながら不動産を一般社団法人lanescapeで改修し、転貸をしています。これまでにグラフィックデザイナーのシェアオフィスである“Numazu Design Center(沼津新仲見世商店街)”や、ダンススタジオである“EL PASITO”などの出店サポートを行いました。
 河川敷や公園など公共空間の活用も手がけており、これまでに、狩野川の水辺空間(かのがわ風のテラス)を活用したオープンカフェやバーベキュー等の地元イベント、カヤック体験や、沼津中央公園にて定期的なマーケットイベント“週末の沼津”(2020年~2025年)を開催するなどし、公共空間を活用してきました。
 ほかにも、沼津市リノベーションまちづくり事業の一貫で開催された、街の資源を見つけ面白がるイベント「まちのトレジャーハンティング@ぬまづ」で発見した住居兼蔵を、市内で開催されたリノベーションスクールを経て、2018年に宿泊施設としてオープンしたり、沼津新仲見世商店街にあるシェアキッチン「PASO」の運営などを行っています。
 2025年からは企業と連携し、中心市街地の面的な再構築にも取り組んでいます。

一般社団法人lanescapeを設立したきっかけは?

写真:サンプル
REFS (沼津あげつち商店街)

 15年前にUターンで沼津市に戻ってきて、沼津あげつち商店街に八百屋(REFS )を起業しました。八百屋は町の皆さんのライフスタイルの一部になりやすく、色々な方がお店に来てくださいました。皆さん、野菜を買いにくるだけではなく、スタッフと話すのを楽しみにされていました。その中で街の困りごとを聞く中で、自分でもできることがあるのでは?と思い、1つ1つ地域の課題解決に向けて行動を始めました。
 2011年頃、市役所からもイベント企画の依頼が増えるようになり、“人が集まればまちが賑わう”ということでイベントを開催していましたが、イベントをやっても、次の日になると静かになるという状況にもどかしさを感じていました。そのうち、イベントをやるのが正解なのかな?と思うようになり、「“日常の豊かさ”をどうつくるか」という視点で考え、まちづくりには、エリアマネジメントが必要だと感じました。
 2015年に沼津市で「リノベーションまちづくり」の取組が始まり、この取組にも参画しました。そうこうするうちに、八百屋業よりボランティア活動が多くなっていき、そこで、これでは良くないよねということでまちづくり会社「一般社団法人lanescape」を設立しました。

まちの“悩みごと”とは?

写真:サンプル
沼津ナイトマーケット(2015年)

 例えば、2011年に東日本大震災後の計画停電で街中が暗くなり、若者の姿がなくなったときに、どうにか街を明るくみせたいと考え、商店街のジュエリーショップやわさび屋と協力して『わさび漬けを美味しくする会』を開催しました。最初は、暗くなった商店街に机と椅子を並べ、近くの飲食店の料理を持ち込んでゆるりと集まる小さな会でしたが、これが『沼津ナイトマーケット(2011年~2019年)』に発展しました。

※沼津ナイトマーケット・・・上土界隈のお店がテイクアウトメニューを用意。来場者がテイクアウトしたお酒と料理を商店街や河川敷で楽しむイベント。

エリアマネジメントにおいて意識していることは?

写真:サンプル
一棟貸しの宿の運営(魚町 蔵ノ上)

 半径70メートルのエリアで広げずにやろうと思っています。理由としては、コミュニケーションが一番大切だと思っているからです。密なコミュニケーションでエリアは面白くなっていきます。

リノベーションまちづくりのいいところは?

写真:サンプル
オンザテラス (かのがわ風のテラス)

 新築や大型投資に比べて初期費用を抑えることができるため、身の丈にあった商いができます。トレンドに振り回されず、地域ならではの価値観を大切に「自分らしい商い」を続けやすいような気がします。

この取組をする中で、やっててよかったと思ったこと

写真:サンプル
PASO(新仲見世商店街)

 「風景と風景をつなぎ合わせて新たな風景を作り出そう」というイメージで活動している中で、その風景が実際に日常で見られたとき。新仲見世商店街で、お母さんがちゃんぽんを食べつつ、お子さんが遊ぶ・・・みたいな町になじんだ風景を見ると、この取組をしててよかったと思います。

これからまちづくりに取り組む方へのアドバイス

写真:サンプル
週末の沼津 (沼津中央公園)

 “まち”は行政が作ってると思っている方が多いかもしれないが、“まち”は人の想いでできていると思っています。面白いことをやっていると周りにどんどん輪ができていって、「自分たちでなにかやろう」という人や「自分たちが面白いことをやったらまちが変わるんだ」ということを実感する人が増えた気がします。
 “まちのために”とか“地域のために”とか自分の責任感もでてくるが、気付くとまちの人はそこを求めていなかったりとか・・・。まちづくりは、重く考えずに、まず「自分が楽しむこと」が重要だと思っています。

このページに関するお問い合わせ

経済産業部商工業局地域産業課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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