市町村税の概要

地方税とは

私たちは、国や地方公共団体（都道府県・市町村）から、様々なサービスの提供を受けて暮らしています。身近な例としては、道路、公園、図書館、上下水道などの社会資本整備と、教育、警察、消防、保健、医療、介護、福祉、ごみ処理などの公共サービスの提供があげられます。このような社会資本整備や公共のサービスの提供は、私たちが安心して豊かに暮らしていくうえで必要なものですが、それには非常に多くの費用がかかるので、その費用をみんなで「税金」という形で負担しています。このように、税金は私たちが社会の一員として暮らしていくための、いわば「会費」のようなものといえます。

市町村税の状況

総務省が実施した調査を基に、県内各市町の市町村税の状況の概要をまとめたものです。

• 令和元年度　市町村税の状況 （PDF 999.3KB）
• 令和2年度　市町村税の状況 （PDF 996.0KB）
• 令和3年度　市町村税の状況 （PDF 1.0MB）
• 令和4年度　市町村税の状況 （PDF 1.1MB）
• 令和5年度　市町村税の状況 （PDF 1.1MB）

税金の分類

納める先による分類

• 国税：国に治める税金
• 地方税：地方公共団体に収める税金

（「都道府県税」と「市町村税」があります。）

納める人による分類

• 直接税：税金を納める人と負担する人が同じ税金
  （所得税、自動車税、固定資産税など）
• 間接税：税金を納める人と負担する人が異なる税金
  （消費税、ゴルフ場利用税、たばこ税など）

使いみちによる分類

• 普通税：税金の使いみちが特定されていない税
  （所得税、自動車税、固定資産税など）
• 目的税：税金の使いみちが特定されている税
  （狩猟税、入湯税、都市計画税など）

市町村民税

市町村民税は各市町村の行政運営に必要な費用を広く負担していただく税金です。市町村民税は、道府県民税とあわせて住民税と呼ばれています。住民税は、都道府県や市（区）町村に居住する個人及び法人に対して税負担をお願いするものです。

固定資産税

毎年1月1日に土地や建物、償却資産等の固定資産を所有している個人及び法人が、その固定資産の価格をもとに算定された税額を市町村に収める税金で、財産税的性格のものです。

軽自動車税

軽自動車の所有者に対して、その軽自動車の排気量や燃費性能を基に税金を納める税金で、固定資産税同様に財産税的性格のものですが、道路の使用に対する負担金という性格性もある税金です。

市町村たばこ税

市町村たばこ税は、製造たばこの製造者、特定販売業者又は卸売販売業者が製造たばこを小売販売業者に売り渡す場合において、その製造たばこに対して、市町村が課税する税金です。

鉱産税

鉱産税は、鉱物の掘採の事業に対して、その鉱物の価格を課税標準として、事業の作業場所在の市町村が課税する税金です。

入湯税

入湯税は、鉱泉浴場所在の市町村が、環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及び消防施設その他消防活動に必要な施設の整備並びに観光の振興に要する費用に充てるため、鉱泉浴場における入湯行為に対して課税する税金です。

事業所税

事業所税は、都市地域における都市環境の整備及び改善に関する事業に要する費用に充てるために、事業所などにおいて行われる事業に対して課税する税金です。

都市計画税

都市計画税は、都市計画事業又は土地区画整理事業を行う市町において、その事業に要する費用に充てるために、都市計画区域のうち原則として市街化区域内に所在する土地及び家屋に対して課税する税金です。