西部地域施設概要:大池(量水標石)

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ページID1009201  更新日 2023年1月13日

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写真:大池(量水標石)(おおいけ〔りょうすいひょうせき〕所在地:磐田市二之宮 施設分類:ため池・排水暗渠

施設の概要

大池は、JR磐田駅から南方向へ約2kmの地点に位置します。この大池の水を巡る争いの歴史を物語る量水標石は、大池から南側に約150mのところにあります。池は、現在、二之宮地区の湛水被害を防ぐための調整池として整備されています。
江戸時代に周辺の村々の用水源として利用されていた、大池を巡り、新田開発や用水の利用方法について、昔から度重なる紛争が起こっていました。その中で、明治29年には、上流域の村が行う水の利用方法について、下流域の村から訴訟が提議され、明治31年の判決の結果により設置されたのがこの量水標石です。隣接する石碑には、量水標石が建てられた由来や、水位に関する決め事等が記載されています。量水標石は、道路橋の拡幅工事に伴い平成6年に現在の位置に移されていますが、明治33年の建設当時は、大池の南側にあった左口橋のたもとに建てられ、この量水標石と対をなすものとして、基準標石と呼ばれる標石が地区内の2箇所に設置されていました。二つの基準標石のうち、一つは二之宮鹿苑神社境内に残されておりますが、もう一つ基準標石は消失し、その案内碑のみが中大原水神社境内に残されています。なお、中大原水神社は、池主神社と隣接しているため、池主神社境内と表記している文献もあります。さらに、もう一つの歴史的施設として、中大原水神社の北側を流れる水路の末端、暗渠の取合い部で、多少朽ちかけていますが、明治時代に造成されたレンガ製の構造物を見ることができます。

施設の写真

写真:量水標石
量水標石
写真:基準標石1(案内碑)
基準標石1(案内碑)
写真:基準標石2
基準標石2
写真:レンガ暗渠
レンガ暗渠
写真:二之宮鹿苑神社
二之宮鹿苑神社
写真:中大原水神社
中大原水神社

施設までの交通アクセス

  • 車をご利用の場合
    東名高速道路:磐田ICより約12分
    国道1号バイパス:見付ICより約11分
  • 公共交通機関をご利用の場合
    JR磐田駅:遠鉄バス「磐田駅」(磐田市立病院福田線福田豊浜方面行き)より「静岡産業大学入口」(約4分)徒歩約9分

地図

このページに関するお問い合わせ

経済産業部農地局農地整備課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2641
ファクス番号:054-221-2809
nouchiseibi@pref.shizuoka.lg.jp