西部地域施設概要：倉沢棚田

施設の概要

倉沢の棚田は、静岡県菊川市の北東部に位置し、静岡県棚田等十選にも選定されている静岡県を代表する棚田の1つで、その規模は、総面積10.1ha、棚田の枚数は2,742枚と静岡県棚田等十選の棚田で最多となっています。地元ではこの棚田のことを千框（せんがまち）と呼んでいます。棚田の特徴は、牧之原台地西側の傾斜地にすり鉢状に形成されていることで、これは当時の優れた造成技術を示すものです。
近年は、他の棚田同様、倉沢の棚田も農業者の高齢化や人手不足等により年々荒廃が進んでいました。こうした中、棚田の景観を守ろうという地元の有志やボランティアの復元活動により、かつての美しい景観が戻りつつあります。棚田は、美しい農村の景観を眺望できる場所となっており、春先には、梅や桜の花と棚田とのコントラスト、田植えの時期には、夕日の映り込み等、さまざまな景観を見ることができます。なお、この棚田は、JR東海道線の車窓からも望むことができます。また、棚田の最上部にある用水の取水口付近には、眼下に広がる棚田を見守るように摩利支天社が祀られています。

施設の写真

施設までの交通アクセス

• 車をご利用の場合
  東名高速道路：菊川ICより約18分
  国道1号バイパス：菊川ICより約10分
• 公共交通機関をご利用の場合
  菊川市コミュニティバス「菊川駅前」（倉沢・富田コース）より「上倉沢公会堂」（約22分）徒歩約4分

• 菊川市コミュニティバス（外部リンク）

• 地図を表示する（外部リンク）