西部地域施設概要:社山隧道

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ページID1009215  更新日 2023年1月13日

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写真:社山隧道(やしろやまずいどう)所在地:磐田市社山(旧豊岡村)施設分類:用水トンネル・用水分水工

施設の概要

社山隧道は、天竜川農業用水の左岸地区に位置する延長約1.2km、幅約2.6m、全高約2.2mの農業用水のトンネルです。昭和10年に完成し、建設からかなりの年数が経過していますが、現在も利用されています。かつて、二級河川敷地川や二級河川太田川などの中小河川を農業用水としていた地域の人々は、しばしば渇水に苦しんでいました。この渇水対策として計画されたのが、一級河川天竜川の水を敷地川と太田川に引き入れて安定した水量を得ようとするもので、本隧道は、その工事の一環として施工されました。本施設までの農業用水の経路は、旧天竜市の船明(ふなぎら)ダムで取水された用水は、左岸導水路を通じ導水され、神増分水工で寺谷幹線と社山幹線の2方向に分けられます。この神増分水工のすぐ下流部の社山幹線側にある施設が、この社山隧道の呑口部となっています。なお、この現在の経路は、建設当時とは違い、昭和42年度からの国営天竜川農業水利事業や昭和45年度からの国営付帯県営かんがい排水事業等により整備されました。呑口部は、手前側の水路が暗渠化されてしまったことから、坑門の上部しか見ることができませんが、坑門に社山隧道と書かれている文字が右から書かれており、時代を感じさせます。
また、この施設の少し上流にある神増分水工も、土地改良施設としては大規模な施設です。4門のゲート操作により分水量の調整を行いますが、ゲートの全幅は13mにも及んでいます。

施設の写真

写真:神増分水工(上流側より)
神増分水工(上流側より)
写真:神増分水工(下流側より)
神増分水工(下流側より)
写真:トンネル呑口部(名盤)
トンネル呑口部(銘盤)
写真:トンネル吐口部
トンネル吐口部

施設までの交通アクセス

神増分水工

  • 車をご利用の場合
    東名高速道路:磐田ICより約30分
    東名高速道路:袋井ICより約27分
  • 公共交通機関をご利用の場合
    JR磐田駅:遠鉄バス「磐田駅」(磐田天竜線二俣山東方面行き)より「慈眼寺入口」(約39分)徒歩約6分

地図

このページに関するお問い合わせ

経済産業部農地局農地整備課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2641
ファクス番号:054-221-2809
nouchiseibi@pref.shizuoka.lg.jp