令和3年12月県議会定例会知事提案説明要旨15

令和3年12月県議会定例会知事提案説明要旨

【15.観光産業の早期回復に向けた取組】

次に、観光産業の早期回復に向けた取組についてであります。

県内観光産業は、かつてない厳しい状況にあります。早期回復のためには、安心して旅行できる環境を整え、持続可能な観光地域づくりを更に強化していく必要があります。10月18日より再開しました、県内観光促進事業「バイ・シズオカ～今こそ！しずおか!!元気旅!!!～」につきましては、今月18日までに発行された旅行券が累計27万枚にも上るなど、多くの県民の皆様に御利用をいただいております。今後、国の制度改正や感染状況等を踏まえながら、隣接県にも対象地域を拡大してまいります。さらに、受入施設と旅行者双方の感染防止対策を徹底した上で、観光事業者や交通事業者等が連携し、新たな需要獲得を目指す取組を支援するなど、関係者と一体となった誘客活動を展開してまいります。

また、来年1月からの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放映にあわせて、県や伊豆半島・富士山周辺地域の20市町、観光団体等からなる協議会を中心に、「ぶし（武士）のくに静岡県」をコンセプトとして、伊豆山神社や願成就院など由緒ある歴史・文化資源や、本県の誇る美しい景観、多彩な食材などを活かし、県内外からの誘客や広域周遊、消費喚起を促すことにより、観光需要を一層喚起してまいります。