平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨2

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1010489  更新日 2023年1月13日

印刷大きな文字で印刷

平成28年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.平成28年度当初予算案と組織定数の改編】

はじめに、平成28年度当初予算案と組織定数の改編についてであります。

平成28年度の県税と地方交付税などを合わせた一般財源総額は、国の地方財政対策等を踏まえ、27年度とほぼ同額を見込んでおります。一方で、社会保障関係費、公債費などの義務的経費の増加が見込まれますことから、政策的経費に充てられる財源が限られる中にあって、総合計画の後期アクションプランの着実な推進と健全財政の堅持という2つの課題に対応すべき状況の下での予算編成となりました。

このため、基本方針として「“ふじのくに”づくりの総仕上げに向けた重点的な取組」と「将来を見据えた戦略的な行政運営」の2つの柱を掲げ、富国有徳の理想郷世界にはばたく“ふじのくに”を目指します。

これを実現するため、喫緊の課題に対応する3つの戦略「スポーツを通じた交流の拡大とスポーツ王国しずおかの復活」、「新しい地域外交の展開」、「農林水産業の競争力の強化」に注力するとともに、8つの重点取組をはじめとして後期アクションプランを着実に推進することとし、予算編成と組織定数改編に臨みました。

選択と集中による事業の優先化・重点化はもとより、既存の事業の「やめる、へらす、かえる」の徹底による歳出のスリム化と未利用財産の売却などによる歳入確保に努め、156億円の財源を捻出した上で、29年度以降に活用可能な基金を360億円確保したところであります。

その結果、一般会計の歳出予算総額につきましては、1兆2,410億円で、前年度当初予算比13億円、0.1%の増となりました。