令和8年度 黄綬褒章受章者(技能功労)の紹介
春の受章者(50音順・敬称略)
植松 讓(駿東郡長泉町)株式会社フカサワ
難易度の高いはんだづけ技能に卓越している。その証としてアビリンピック全国大会の電子回路接続職種で金賞を受賞している。また、顧客からも高い評価や信頼を受けて大手企業からも、難易度の高いはんだづけ作業の改造や試作の受注がある。この技能を、従業員にOJT等による後進の指導育成を行い、事業に大きく貢献している。
寺嶋 克征(愛知県豊橋市)株式会社デンソー湖西製作所
入社以来40年にわたり自動車用小型モーターの試作部品、試作金型、治工具部品の機械加工業務に携わり、その分野における第一人者として活躍をしている。また、高度化する設計要求に対応すべく、量産製品の品質・生産性を飛躍的に向上させる成果を挙げてきた。
代表的な功績を挙げると、3次元のCAD/CAMに着目し、歯車の3Dモデルを作るプログラムを独自開発した。3Dモデルから5軸マシニングセンタ用の加工プログラムを作成し加工することで、専用刃具を使わない歯車の製作法を確立している。また、震災により仕入先からの供給が停止したモーターのブラシ生産をカバーするため、通常最低2か月かけて専用設備を製作するところ、一連のブラシ切削工程を数値制御の工作機械に23件の改善を積み重ね、およそ2週間で20秒/個、3,240個/日の増産対応を実現している。
後進育成においても実務を通して積極的な技能伝承に努め、技能検定委員や社内研修講師を務めるなど、数多くの技能士輩出に大きな功績を残している。さらに地域社会においても長年にわたり、子どもたちにモノづくりの楽しさを伝えるボランティア活動に携わっている。
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