先輩職員の声 菅原 健人
菅原 健人
所属 食肉衛生検査所 検査課
職種 獣医師(衛生)
入庁年 令和3年
※掲載している職員の所属や業務内容は、令和4年11月現在の情報です。
ある1週間のスケジュール
- 月曜日
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と畜検査(豚及び牛)
豚及び牛の生体検査、と殺・解体検査を行います。
- 火曜日
- 食鳥検査(成鶏)
成鶏(採卵鶏)の生体検査、と殺・解体検査を行います。 - 水曜日
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理化学検査
抜き取りをした食肉の農薬・抗生物質等の残留検査を行います。
- 木曜日
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と畜検査(病畜担当)
病畜における採血、血液検査、塗抹作成等を行います。
- 金曜日
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食鳥検査(ブロイラー)
ブロイラー(肉用鶏)の生体検査、と殺・解体検査を行います。
現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?
食肉衛生検査所でと畜・食鳥検査員として牛、豚及び鶏の検査を実施しています。
食肉は我々が検査を実施したものが世の中に流通しています。また、都道府県知事に任命された獣医師のみが検査員として仕事をすることができるため、検査員として責任感をもって働いています。
と畜・食鳥検査業務以外では、理化学検査を担当しています。食肉中に農薬や動物用医薬品が残っていないかを検査しています。その際に、高速液体クロマトグラフィー等の分析機器を用いて行っています。
これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?
と畜検査では検査刀を用いて検査を実施します。刀を扱うことができなければ検査ができません。そのため、刀の研ぎ方から学びました。最初の数か月はまったく切れない刀を使いながら、先輩の刀の扱い方を見て自分のものにしていきました。自分に合ったやり方で検査手技を確立できたときはとてもうれしく、自分自身の成長を感じることができました。
静岡県職員を志した理由は何ですか?
公衆衛生に関わる仕事が獣医師にもあるということを知ったのは獣医学科に入ってからでした。獣医学科に入学した理由も動物が好きだからという理由でした。
しかし、授業で公衆衛生について学んでいくうちにとても興味をもち、動物から人にうつる感染症の予防や食品衛生の観点から人の健康を守る仕事に就きたいと感じました。
また、地元である静岡県に貢献したいという思いから静岡県職員を志しました。
県職員の仕事の「やりがい」は何ですか?
自分の検査した食肉が流通していることにやりがいを感じています。
直接消費者の方が食べているところを目にする機会はありませんが、私が日々検査を実施することで社会へ安全な牛肉、豚肉及び鶏肉が出回り消費者の元へ届いているということを実感しています。
職場の雰囲気を教えてください。
風通しの良い職場だと思います。仕事でわからないことがあればいつでも相談できるような環境が整っています。そのため、作業も円滑に進み他の職員と連携しながら仕事を行うことができます。
これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。
現在は食肉衛生検査所でと畜・食鳥検査業務を主に行っていますが、令和3年度からと畜場、食鳥処理場においても、HACCPに基づく衛生管理の実施が義務化されています。
このことから、今後はHACCPについても勉強し、と畜場や食鳥処理場の事業者に対し、適切な助言及び指導ができるようになりたいと考えています。
そのため、日々スキルを磨く努力をしていきたいです。
終業後や休日の過ごし方について教えてください。
仕事以外は自分の時間を大切にしています。勉強や趣味の時間にあてています。
友人とは離れているため、時間を合わせてリモートで交流しています。
ドライブが趣味なので、時間があるときは遠出をして過ごしています。
県職員を目指す方へのメッセージをお願いします。
県職員はワークライフバランスの実現が可能な職業であると感じています。
自分の時間も大切にしながら、仕事としてやりがいのあるものを目指しているなら強くおすすめします。
また、食肉衛生検査所以外にも獣医師の活躍の場があるため、多様な業務内容を経験できるということも魅力のひとつです。
このページに関するお問い合わせ
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