先輩職員の声 大木 結以

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ページID1052717  更新日 2023年3月22日

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写真:大木結以1

大木 結以

所属 工業技術研究所 浜松工業技術支援センター
職種 工業化学
入庁年 令和3年


※掲載している職員の所属や業務内容は、令和4年11月現在の情報です。

ある1日のスケジュール

8時00分

勤務開始、回覧文書やメールのチェック

回覧文書やメールを読み、業務に関する情報を確認します。メールでの技術相談に応じることもあります。

9時00分

設備使用業務

研究所が保有する機器を地域企業に貸し出しました。設備使用業務では、初めての方であっても安全かつ正しく使用できるように、機器の使用方法を分かりやすく説明する必要があります。そのためには使用方法だけでなく、機器の仕組みや保守に関する知識も持っておくことが大切だと思います。

11時00分

技術相談・コーディネート業務

地域企業が開発している「生糸と化学繊維を組み合わせた織物」の評価や製品化に関する情報交換を行いました。

12時00分

昼休み

昼食をとり、職場近くの公園で散歩やジョギングをします。午後に備えてリフレッシュする時間です。

13時00分

受託研究業務

工業技術研究所では、企業との共同・受託研究や、大学や国立研究機関を含めた産学官の研究開発を行っています。今回は受託元の企業からの要望を受け、生分解プラスチックに関する試験計画を作成しました。

14時00分

依頼試験業務

依頼試験業務では、企業などからの依頼を受けて有料で分析や測定などを行います。今回は織物設計の依頼を受け、企業から指定された糸の配色や織物組織などの条件をもとに、仕上がりのシミュレーションデータを作成しました。

16時00分

翌日の実験準備

受託研究業務で使用する走査型電子顕微鏡の保守と、観察試料の作製を行いました。

16時45分

勤務終了

※時差勤務制度を使用

現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?

写真:大木結以2

私は、工業技術研究所の浜松工業技術支援センターで、ものづくりに携わる地域中小企業への技術支援や研究業務に従事しています。

所属する繊維高分子材料科では、静岡県西部地域の「遠州織物」に携わる企業への技術支援を行うとともに、樹脂と炭素繊維を組み合わせた複合材料の用途開発などを行っています。

私は主に、テキスタイルデザインシステムを駆使した織物設計と熱可塑性樹脂の試験紡糸装置を用いた高機能繊維の開発を担当しております。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?

担当する機器でお客様の製品を観察する際に、試料の材質や形状にあった方法を自分なりに提案して実行した結果、お客様に「相談してみて良かった」と言ってもらえたことです。

自分の知識や技術を、目に見えた形で生かすことができたと感じられた経験でした。

静岡県職員を志した理由は何ですか?

ものづくりを通じて生まれ育った静岡県を盛り上げたいと思い、志望しました。

私は、静岡県で働くことと、研究開発に携わることを条件に就職活動をしていました。

研究開発に携わる方法としては一般に、(1)大学や国立研究所に所属する、(2)企業の研究開発職に就く、(3)静岡県工業技術研究所のような公設試験研究機関(公設試)に所属するという方法があります。

それぞれの違いを研究の規模と目的に着目して分類すると、(1)の大学・国立研究所では、比較的大きな規模で、希望する研究テーマを進めやすい環境にあると思います。また、国・地域の繁栄、さらには人類の発展に貢献するといった大きな目的で、より基礎的・学術的な研究が重視される傾向があります。

(2)企業の研究職では、研究の規模は会社によって異なり、他社よりも優れ、収益になる製品の開発が目的になります。

一方、(3)の公設試は地域企業の振興が主目的であり、(1)より小規模で、かつ、地域企業の要望を汲み取り、近い将来に製品化できるような技術開発が求められます。

なお、市町の技術系職員との違いは、支援すべき対象がより広いという点でしょうか。

静岡県は東西に広く、地域によって特色とする産業が大きく異なります。例えば、県西部地域であれば輸送機器産業や古くからの綿織物産業に強みがありますし、東部地域であれば製紙業が盛んであるといった感じです。

私は地域企業の研究職と静岡県職員とで迷っていたのですが、目的が全く異なる複数の研究に同時に携われることと、地域企業の技術者や大学などの研究者、他の公設試の職員といった様々なバックグラウンドをもつ人々と協同して技術開発が行えるということに魅力を感じており、県職員を選んで良かったと思っています。

県職員の仕事の「やりがい」は何ですか?

「何らかの課題に対して、細かい工夫や改善を積み重ね、解決していく」という行為がもともと好きで得意だったので、そうした能力を自分のためだけでなく、たくさんの人のために生かせるという点にやりがいを感じています。

ただ、県職員として、さらには博士号をもつ専門家として相談に応じることになるので、発言の責任は大きく、思いつきや曖昧な知識・経験則をもとに解決策を提案することはできません。

今後、専門的な意見を求められる場面がますます増えていくと思うので、日々情報収集を行い、専門性の向上に邁進したいです。

職場の雰囲気を教えてください。

業務上困ったことがあっても相談しやすい、居心地の良い職場です。

入庁当初は、公務員特有の規則や大学院での研究スタイルとの違いに戸惑うことも多くありましたが、上司・同僚の方々に支えてもらい、乗り越えることができました。

また、業務に関する分野で博士号を取得された方や、特定の分野に長年携わっている方も大勢いて、科を越えた教え合いもあり、向上心が高い職場だと思います。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

地域企業の方に信頼され、「この分野だったら大木さんに」と言ってもらえるような県職員を目指したいです。

また近年、特にSDGsが浸透してきてから、社会がより良く変わっていこうとする大きな流れを感じます。

地域企業の発展に貢献するとともに、製品となり普及していくことで社会を少しでも良くしていけるような、意義のある技術開発を行っていきたいと思います。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

仕事中もプライベートでもなるべく元気に活動したいので、体力づくりに取り組んでいます。最近はハーフマラソン完走に向け、昼休みや休日に練習しています。将来はフルマラソンにも挑戦したいです。

また、住居の近くに小さな畑を借りており、終業後に畑仕事をすることもあります。直近では落花生やさつまいもを収穫しました。土づくりや育苗・定植の計画を立てたり、収穫後の調理方法を考えたりしながら、友人と楽しく作業しています。

県職員を目指す方へのメッセージをお願いします。

写真:大木結以3

特に就職活動を控えた学生の方は、学業との両立も大変ですし、そもそも自分に合った仕事や就職先を見つけられるのかなど、いろいろと悩むことも多いのではないでしょうか。

ただ、よく考えた上で思い切って決めてしまえば、物事はおおむね良い方向に進んでいくと思います。「未来なんて何とかなるし、何とかしてやるぞ!」という気持ちを胸に、明るい気持ちで頑張ってください。

最後までお読みくださりありがとうございました。皆さまと共に働ける日が来ることを楽しみにしております。

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
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