平成21年度 男女共同参画社会づくりに関する知事褒賞受賞者紹介

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ページID1013699  更新日 2023年1月11日

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男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞受賞者の紹介

静岡県では、「静岡県男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画の推進に関する取組を積極的に行っている個人・団体・事業所の皆さんや、チャレンジした女性個人・女性団体を表彰しています。
選考委員会による選考の結果、本年度の受賞者を次のとおり決定しました。

【個人の部】1件

加納 永子《富士宮》静岡県地域活動連絡協議会 会長

  • 富士宮市において、初めての女性PTA会長、市PTA連合会副会長、富士地区高等学校PTA会長、富士宮警察署協議会会長に就任。また富士宮市はもとより、静岡県からも幅広い分野の審議会委員を依頼されるなど、女性の進出が稀な分野で活躍
  • 平成17年から、静岡県地域活動連絡協議会会長として、「子育て支援」「子どもの安全・安心なまちづくり」「虐待防止」などに力点を置き、児童の健全育成に大きく貢献

【団体の部】2件

富士宮男女共同参画フォーラム実行委員会《富士宮市》(委員25人)

  • 平成12年の第2回富士宮男女共同参画フォーラムから市民公募により立ち上げた実行委員会によりフォーラムの企画運営してきた。現在では、男女共同参画センター利用団体から構成された実行委員会で、市民の「男女共同参画社会」について理解の促進を図っている
  • 平成17年度からは、フォーラムで男女共同参画啓発朗読劇を実施し、20年度は「デートDV」をテーマとした。男女共同参画に対する意識啓発の醸成に貢献
  • 実行委員会の構成団体同士のネットワーク作りを進め、互いに協力し、男女共同参画の取組を拡大し、今後は地域課題への取組への期待も大きい

みしま女性史サークル《三島市》(会員15人)

  • 歴史年表にあらわされてこなかった普通の女性の生活を、聞き書きという手法で記録し、「聞き書きみしまの女性の歩み」という冊子にまとめ、三島の女性史を語る上で大変重要な史料作成に寄与
  • サークル会員及び一般市民と共に女性史を学ぶことを目的として、女性史講座や女性史映画上映会を開催するなど、女性史の普及啓発に貢献
  • 平成19年3月には、「聞き書き三島の女性史」を書籍として発刊し、広く社会に女性史に対する理解を促進

【事業所の部】3件

NTN株式会社磐田製作所(製造販売業)《磐田市》従業員2,448人(女性192人男性2,256人)

  • 仕事と家庭の両立を図るための取組
    • 企業内託児所「ベアキッズらんど」の開設(H21.4)
    • 従業員家族向け職場見学会の開催
    • 結婚、出産、育児のため中途退職した者の再雇用制度「マムバック制度」の導入
  • 女性のポジティブアクション・職域拡大への取組
    • 女性活躍推進プロジェクト
    • 自己申告制度及び社内公募制度
    • 多様な教育及び資格取得支援
  • 男女が共に参画できる職場づくりの取組
    • 「すくすくサポート宣言」の導入により、職場全体で内容を共有し、実現に向けた働き方のバックアップ実施

社会福祉法人春風会(福祉サービス業)《沼津市》従業員332人(女性239人男性93人)

  • 女性のポジティブアクション等への取組
    • 性差のない採用、昇進・昇格の機会
    • 全職員を対象にきめ細かなキャリア開発制度を実施
  • 仕事と家庭の両立を図るための取組
    • 男性の育児参加促進への取組
      「育児参加計画書」導入し、男性職員の育児参加への計画実現ための職場体制を整備
    • 男性職員の育児休暇取得(H21年度2名の職員が取得予定)
    • 1時間単位の有給休暇が制度化されており、通院や授業参観などのための環境が整備

社会福祉法人聖隷福祉事業団(医療・保健・福祉・介護サービス業)《浜松市》従業員6,945人(女性5,058人男性1,887人)

  • 女性のポジティブアクション・職域拡大への取組
    • 性差のない管理職登用
    • 勤務意向調査及び研修等によるキャリア支援
    • 看護師の専門・認定資格取得支援奨学金制度の導入
  • 仕事と家庭の両立を図るための取組
    • H20年に「子育てに関するアンケート」を実施し、その結果を反映し、H21年度から育児休業制度を子が3歳になるまで、最大2回の取得可能を実現
  • 再就職支援・働き方の見直しなどの取組
    • 看護・介護職を対象にワークシェア制度の試験導入及び中途退職者登録制度の導入

【チャレンジの部】4件

石田 友子《富士市》愛心援助サービス株式会社 代表取締役

  • 認知症疾患治療病棟の看護課長を務めた後、その経験を活かし介護施設の経営者となって活躍しており、また3人の子育てを経て45歳で正看護師の資格を取るなど、意欲があれば年齢は関係ないと向上心を持って行動する姿が多くの世代に訴えかけるロールモデル
  • 長年の勤務経験から得た構想を元に、良質なサービスを提供すべく利用者目線での介護福祉施設を実現したとともに、従業員の定年を65歳とし男女関係なく雇用、研修の機会を与えるなど働きやすい職場づくりを整備
  • 「一対一の介護」を実践するため、「寝たきり介護」を廃し、利用者がスタッフと一緒に家事をしたり、食事をしたりというスタイルを取り、症状の進行を抑えるシステムを構築

岩井 万祐子《浜松市》株式会社ホト・アグリ 代表取締役

  • 技術者として優れた技術開発を成功させただけでなく、自ら起業し新産業を創設した起業家のロールモデルであり、最先端技術を研究しながら起業し、研究を進め成果を出していく姿勢は女性のみならず研究者の理想像
  • 子育て中の主婦でありながら、大学に通い、仕事でも第一線で活躍し、優れた研究結果を導き出し、また理論だけでなく実際に商品開発、農業現場への普及を実現

三宅 淳子《浜松市》企業組合ウエルネスプランニング 代表理事

  • 脱サラし、女性の組合員だけで構成された企業組合を立ち上げ、地域固有の多様な資源を女性の視点で発掘・活用を図ることで、「生きがい心の豊かさ」をキーワードにしたビジネスモデルを構築
  • 観光事業関係団体の事務局プランナーとして、地域資源発掘と活用に関する助言を行い、浜松地域ブランド「やらまいか浜松」の商品企画、観光ガイド作成、浜名湖観光圏整備事業、観光事業者や地域住民を中心とする観光まちづくりに多大に貢献
  • 官民協働のまちづくりにおいて、15年前からワークショップの手法を先駆的に取り入れ、住民主体のまちづくりを支援し地域おこしに寄与

静岡学生NGOあおい《静岡市》

  • 静岡の学生主体の国際的社会活動をするNGO。「児童買春問題による被害者をなくす」を主目的に掲げ、国内の多くのNGOの協力を得つつ啓発活動を実践し、東南アジア地域を中心に海外現地視察を行い、海外のNGOとの協力関係を構築。去年より児童買春問題啓発雑誌「かぼちゃ」を発刊し販売。この売上金の半額は、カンボジアの子どもたちを守るために現地NGOへ寄付
  • 現役の一般学生による活動で、特別な資格や特殊な団体への帰属も必要ないことから、他の大学においても同様の活動の実践が十分可能であり、活動拡大が期待できるロールモデル

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファクス番号:054-221-2941
danjyo@pref.shizuoka.lg.jp