しずおか文化財ナビ 富士山(山宮浅間神社)

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ページID1021569  更新日 2023年11月3日

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写真:富士山(山宮浅間神社)

よみ
やまみやせんげんじんじゃ
指定区分、指定種別
国指定/記念物 ・ 史跡
指定日
2011年2月7日
員数
所在地
静岡県富士宮市山宮728-1他
一般公開有無
駐車場の有無
公開情報
随時

所有者情報

山宮浅間神社

文化財の説明

史跡富士山の構成要素のひとつ

「富士本宮浅間社記」によれば、富士山本宮浅間大社の前身とされる。拝殿・本殿等が位置すべき場所に石列でいくつかに区分された遥拝所が設置されるのみという特異な形態は、古代からの富士山祭祀の形を止めていると推定されている。この遥拝所の主軸は富士山方向を向いている。
具体的な創建年代は不詳だが、発掘調査では神事に使用されたと推定できる12~15世紀の土器が出土し、文献上では天文20年(1551)にその存在が確認できる。
また、遅くとも天正5年(1577)までには浅間大社との間で「山宮御幸」(または「山宮御神幸」)といわれる儀式が開始された。これは4月と11月に神の宿った鉾を持ち、浅間大社と山宮浅間神社を往復する行事である。現時点では神が4月に旧跡に戻るという解釈と、山にいる神が4月に田の神として里へ降りるという解釈がある。この行事は明治7年(1874)まで行われていた。
なお、「山宮御幸」に使用される経路を御神幸道という。道には元禄4年(1691)に置かれた距離を示す石碑が少なくとも4箇所残っているが、正確な道筋は現在確認されていない。(出典「史跡「富士山」保存管理計画」(編集・発行:静岡県)

地図情報

地図

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3183
ファクス番号:054-250-2784
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