ふぐを安全に取り扱いましょう

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ページID1024957  更新日 2023年2月6日

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ふぐの体内にはテトロドトキシンという毒素が含まれていることがあり、ふぐの種類や臓器、採取海域等により、テトロドトキシンが存在する部位は異なります。特に卵巣や肝臓は、多くの種類のふぐで非常に強い毒性があります。ふぐによる食中毒は、ふぐの有毒部位やふぐ毒の特性を正しく理解せずに提供、喫食することにより発生します。静岡県では、平成15年度以降、死亡事例はありませんが、全国では、毎年のようにふぐ食中毒による死亡事例が発生しています。

釣りをされる方へ

釣りをされる方が、自分で釣ったふぐを自分で調理したり、知人に譲ったりしたことによる食中毒事例が毎年全国で発生しています。

自分で釣ったふぐによる素人調理は絶対にやめてください。

事業者の方へ

食品衛生法及び静岡県ふぐの取扱い等に関する条例を遵守しましょう。

  1. 完全に処理したものでなければふぐを販売してはならない。飲食店で肝を提供したり、魚屋さんで丸ふぐを一般消費者に販売する行為は食品衛生法違反になります。(ただし、丸ふぐをふぐ処理者、食品衛生法の営業許可を受けた魚介類競り売り業者、魚介類販売業者若しくは飲食店営業者等(下記の登録を受けた者に限る)に販売することは可能。)
  2. ふぐ処理者でないものは業としてふぐの処理に従事してはならない
  3. 飲食店等でふぐを調理提供する場合は、営業所ごとに知事の登録を受けなければならない

厚生労働省の通知※では、種類不明フグは、ドクサバフグ等の魚体全てが有毒なふぐと同様に、「確実に排除する」ものとしています。種類鑑別ができないふぐは、速やかに流通から排除してください。

また、厚生労働省では、食べることができるふぐの種類、その部位等を定めています。

詳細は次のリンクでご確認ください。

過去に静岡県で水揚げされた正体不明ふぐの一例については、静岡県水産技術研究所浜名湖分場が発行している「はまな」で見ることができます。

静岡県内のふぐ食中毒発生状況

静岡県で発生したふぐ食中毒をお知らせします。

No. 年月日 発生場所 摂食者 患者数 死者数 原因食品 原因施設
1 昭和41年4月8日 磐田市 1 1 1 とらふぐの肝臓 家庭
2 昭和42年4月19日 舞阪町 4 4 1 あかめふぐのみそ汁 船上
3 昭和43年1月25日 御前崎町 1 1 1 ふぐ 船上
4 昭和46年10月24日 静岡市 3 1 0 ふぐ 食堂
5 昭和49年11月14日 浜松市 13 1 0 ふぐ 料理店
6 昭和52年2月17日 藤枝市 10 3 1 こもんふぐ 料理店
7 昭和53年1月15日 富士市 1 1 0 ふぐ 魚介類販売業(家庭)
8 昭和58年1月4日 熱海市 2 1 0 ふぐ 魚介類販売業(家庭)
9 昭和59年12月19日 浜松市 12 1 0 まふぐの肝臓 食堂
10 昭和60年4月14日 静岡市 3 2 0 くさふぐ 家庭
11 平成5年3月3日 富士市 1 1 0 しまふぐの卵巣 酒場
12 平成15年3月2日 静岡市 1 1 0 ふぐ 家庭
13 平成15年3月16日 浜松市 5 1 0 こもんふぐ 家庭
14 平成15年11月24日 静岡市 2 2 1 ふぐ 家庭
15 平成22年2月25日 静岡市 1 1 0 ふぐ 魚介類販売業(家庭)
16 令和元年5月24日 静岡市 2 1 0 ふぐ 家庭

参考

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部生活衛生局衛生課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3708
ファクス番号:054-221-2342
eisei@pref.shizuoka.lg.jp