ニューノーマルな時代のワクチン接種

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ページID1033578  更新日 2023年1月11日

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明けましておめでとうございます。富士保健所はこれまで同様に地域の医療と福祉の整備に邁進していく所存であります。

引き続きご支援を賜れますようお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による世界的な流行も3年目に入り、多くの生活様式に変化(ニューノーマル)がありました。約1年前、多くの人が新型コロナワクチンを接種すべきかどうか悩まれておりましたが、静岡県では約80%の人が2回目の接種を終えられております。65歳以上に限れば2回目の接種をした割合は約93%にもなります。

これは皆様のご協力の賜です。厚く御礼申し上げます。

コロナワクチン接種は発症を予防するだけではなく重症化を防ぐ効果もあります。しかし時間が経過するにしたがって、感染予防効果や発症予防効果が徐々に低下してくるため、3回目の接種が勧められております。

3回目の接種の対象者は2回目の接種から8ヶ月以上経過した人で、昨年の12月に医療従事者から始まり、年明けの1月には高齢者や一般の人への接種も開始されます。そこで気になる副反応ですが、海外での臨床治験では、重大なものは認められず、発熱が約1割、筋肉痛が約4割と、2回目の接種と同程度になっております。

3回目も高い接種率を達成できますよう重ねてご協力をお願いいたします。

子宮頸がんワクチンの接種対象者(小学校6年から高校1年相当の女子)へ個別に接種を呼びかける積極的勧奨も新年度から再開されます。

子宮頸がんは子宮の入り口にできる悪性腫瘍で、ほとんどの場合は性交渉を契機としてヒトパピローマウイルス(HPV)が感染することで発症する病気です。日本では毎年約1万1千人の新規患者が発生し、約3千人が死亡しております。

ワクチンはHPVの感染を予防するもので9割以上の有効性が認められております。子宮頸がんワクチンは今日に至るまで定期接種ではありましたが接種後に多様な症状の報告があったため、2013年に積極的勧奨が中止されておりました。

このたび厚生労働省で慎重に科学的な検討を行った結果、新年度から積極的勧奨が再開されます。接種後の症状を診る医療機関の体制整備も国を挙げていたしますので、高い接種率を回復できますようご協力お願い申し上げます。

ニューノーマルな時代の生活はワクチン接種とともにあります。皆様のご多幸を心よりお祈りしております。

このページに関するお問い合わせ

富士健康福祉センター
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2597
ファクス番号:0545-65-2288
kffuji-soumu@pref.shizuoka.lg.jp