平成29年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-5-2
平成29年2月県議会定例会知事提案説明要旨
【4.「“ふじのくに”づくりの総仕上げ」】
（5）人口減少社会への挑戦
2.「女性活躍の推進」
次に、女性活躍の推進についてであります。
女性活躍推進法に基づき、今月、「静岡県の女性の職業生活における活躍の推進に関する計画」を策定いたしました。
この計画は、自らの希望により働く全ての女性が、就業形態に関わらず、あらゆる職業生活において、個性と能力を十分に発揮して活躍できる社会の実現を目指すものであります。
平成32年度までを第1期として、民間企業の女性課長相当職の割合を現在の11.9％から15％に引き上げることや、男性の育児休業取得率を2.9％から5％に引き上げる、などの具体的な目標を定めました。
この実現に向け、働く女性を応援するためのネットワークづくりや、経営者の意識改革のためのセミナー、中小企業への女性活躍アドバイザーの派遣などに取り組んでまいります。
ハーバード大学で教鞭を取った歴史学者北川智子（きたがわともこ）さんの御活躍や「女城主直虎」の放映を契機として、「レディー・サムライ」という言葉が広まっております。サムライ社会は、約束を守る、勇気がある、有言実行する、信頼に足る女性たちが支えていた、とのことであります。この計画が理念に終わることなく、本県のレディー・サムライが、起業者や管理職として、様々な分野で活躍できる社会が実現できるよう、官民一体となって取り組んでまいります。