（1）地震・津波対策アクションプログラム2013の成果

令和5年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】（1）地震・津波対策アクションプログラム2013の成果

次に、地震・津波対策アクションプログラム2013(ニセンジュウサン)の成果についてであります。

本年3月末に最大の目標である想定犠牲者数を試算したところ、当初想定していた約10万5千人から約8割減少して、約2万2千人となり、概ね目標を達成することができました。

市町による防潮堤の整備や御家庭での家具の転倒防止対策、自主防災組織による防災訓練など、ハード、ソフト両面で、県民をはじめ関係者の皆様が地道に取り組まれた成果であり、厚く御礼を申し上げます。

アクションプログラム2013(ニセンジュウサン)の成果や課題、近年の災害で顕在化した新たな視点などを踏まえ、今年度から10年間を計画期間とする「地震・津波対策アクションプログラム2023(ニセンニジュウサン)」をスタートさせました。この計画に基づき、県民自らがつくる「わたしの避難計画」の普及などを通じて早期避難意識の向上を図り、令和7年度末までに9割減災の目標達成を目指してまいります。あわせて津波避難施設等の滞在環境を改善し、被災者の健康被害の最少化を図るなど、県民の皆様が、安全・安心に生活できる社会を実現してまいります。