(5)東アジア文化都市

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ページID1054935  更新日 2023年6月26日

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令和5年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】(5)東アジア文化都市

次に、東アジア文化都市についてであります。

昨日、富士山世界文化遺産登録10周年記念式典を東京で開催いたしました。県議会議員の皆様をはじめ、遠山(とおやま)敦子(あつこ)富士山世界遺産センター館長や、元文化庁長官で、富士山世界文化遺産学術委員会委員長の青柳(あおやぎ)正規(まさのり)氏など、多くの皆様に御参加いただき、持続可能な社会の実現に向けて、富士山におけるSDGsの取組を議論するなど、世界の宝である富士山を確実に後世に継承していく決意を新たにいたしました。

また、来月1日、2日には、「世界の聖なる山と富士山」と題し、10周年記念国際シンポジウムを富士市で開催いたします。元ユネスコ世界遺産センター長のメヒティルド・ロスラー氏や、世界遺産であるイタリアのピエモンテとロンバルディアの聖なる山々、ニュージーランドのトンガリロ山、中国の泰山(タイザン)の関係者などをお迎えし、世界遺産富士山の価値を世界に向けて発信してまいります。

さらに、7月から8月にかけては、県内各地で開催される花火大会やスポーツイベントに外国人の方にも参加していただき、日本の伝統的な夏の風景を国際的に発信いたします。加えて芸術の秋である9月からの3か月間につきましては、コア期間として静岡国際オペラコンクールや伊豆文学祭など、核となる文化・交流事業を集中的に実施してまいります。

市町や民間団体とともに、類い希なる豊かな文化資源を最大限に活かした事業を積極的に展開し、世界に輝ける東アジア文化都市を県民総がかりで創造するとともに、目標とする過去開催の最高の来場者数360万人と経済波及効果100億円以上の達成に向け、全力で取り組んでまいります。