景観ビジュアルデータ
趣旨
景観形成の主役は県民一人ひとりです。
良好な景観を形成するためには、県民の皆様が景観に、“気づき”“考え”“行動”していただくことが重要です。
そこで、景観に関するシーンやテーマをイラストと印象的なコピーで表現し、景観に関する問題や疑問を投げかける景観ビジュアルデータ「答えはきっと、あなたの中に。 ふじのくにの景観」を作成しました。
このデータはどなたでも御使用いただけますので、良好な景観の形成やまちづくりに関する意識啓発などに、本データを是非ご活用ください。
(1)概要
県の景観形成の理念・方針などを示した「ふじのくに景観形成計画」で掲げた景観形成の目指す姿「ふじのくに回遊式庭園」や「広域景観」、「私的空間と景観」、「屋外広告物について考える」など、景観に関わる様々なシーンやテーマをイラストとコピーでビジュアルに表現したものです。
(2)データ一覧(全16データ)
vol.1
- <テーマ>
景観に関する問題や疑問を投げかけ、気づき、考え、行動するきっかけを促すためのタイトル&メインビジュアル。 - <解説>
タイトルを象徴するビジュアルです。景観形成の主役が県民一人ひとりであることを、指でつくったフレームで表現しました。
景観は身近な暮らしの中にも存在することに気づき、考え、行動していただくために、この指のフレームを展開させていきます。
vol.2
- <テーマ>
メインビジュアル、タイトルの展開例 - <解説>
タイトルのビジュアルの展開例です。商店街、学校、橋、生産者の皆様の姿・・・慣れ親しんだ地域の風景を、指のフレームの中にはめてみてください。
フレームを通してみていただくことで、景観について考えるきっかけを提供していきます。
vol.3
- <テーマ>
ふじのくに回遊式庭園(ふじのくに景観形成計画で掲げた、景観形成の目指す姿) - <解説>
多様な景観を県内各地に有し、進むたびに異なる景観を楽しむことができる県土の姿を双六の盤面に例えて表現しています。「プレイヤーとなってこの双六を楽しませんか」というメッセージには、縦横のネットワークで結ばれた様々な美しい景観を楽しんで巡るという本県の景観形成の目指す姿「ふじのくに回遊式庭園」の意味も込められています。
vol.4
- <テーマ>
地域の生活・文化と景観 - <解説>
人は、古くから続くまちなみを見ると感動を覚えます。そしてまちなみを見ながら、暮らす人々の姿を想像し、そこに物語を感じます。
風景が一枚の絵画だとすれば、景観は一篇の小説のようなもの。人がいて、暮らしがあって、人間模様があって、永い永い物語によって景観が形成されているのです。
vol.5
- <テーマ>
景観のTPOを考えよう - <解説>
例えば、素朴な農村風景に不釣り合いなデザインのトイレや看板など、敢えて声には出さないけれど「ちょっとちがうよね」という場面。
服装のTPOを考えるように、景観のTPOも考えてみようというメッセージを投げかけています。
vol.6
- <テーマ>
営みと景観
広域景観(大井川流域・牧之原大茶園) - <解説>
私たちが目で楽しんでいる美しい景観は、人々の営みの中から生まれているもので、静岡県が誇る美しい茶園景観もそのひとつ。品質や生産量だけでなく、そこに生まれた景観も、生産地が誇るべき資産です。景観形成は後継者不足等の問題と密接に関わり、この景観を守るためには、根本的な政策から考えることの重要性を伝えています。
vol.7
- <テーマ>
景観としてのインフラ、広域景観(国土軸) - <解説>
大都市の間に位置し、交通の要衝として栄えてきた静岡県は、道路や橋などの交通インフラとともに発展を続けてきました。
そして交通インフラは、人や物を運ぶだけではなく景観を構成している重要な要素でもあります。
橋や道路をつくることは、新たな景観をつくること。インフラ整備と景観形成との関係を表現しています。
vol.8
- <テーマ>
市街地(まちなみ)景観 - <解説>
もしも目の前の利益だけを追求して建物を建てていったとしたら・・・その状況は景観にも影響し、自然、文化、歴史等が反映されることなく、地域の個性も失われてしまいます。
ここで表現したのは、景観への配慮を欠いてしまった駅前の様子。自分たちの暮らすまちはどうだろう?と考えるきっかけにしていただきます。
vol.9
- <テーマ>
農山漁村(生業)の景観 - <解説>
自然豊かな静岡県では、農林業や漁業による人々の営みを見ることができます。
農山漁村の美しさは、そこに暮らす人たちが自然に働きかけながら永い年月をかけて創り出したもの。実直に仕事と向き合うその姿そのものが、心動かされる景観であることを伝えています。
vol.10
- <テーマ>
私的空間と景観 - <解説>
住宅地の景観は都市・地域の景観として重要なものです。そして住宅地の景観は家屋、樹木等の私有財産から成り立っています。
もしも、周りのことを気にせず、自分のことだけ考えて家を建ててしまったら・・・・。私有財産と景観形成との関係について考えていただくことを投げかけています。
vol.11
- <テーマ>
屋外広告物について考える - <解説>
屋外広告物は情報を伝えるための大切な手段で、上手に活用していけば地域の発展にもつながります。その一方で、行き過ぎた表現や主張によって、美しい景観が損なわれる可能性も持ち合わせています。法律や条例に違反しているか否かだけではなく、多くの人から愛される地域づくりを考えていただくこと表現しています。
vol.12
- <テーマ>
景観への意識を次の世代へ - <解説>
美しい景観は、普段の生活の中で一人ひとりが意識することから育まれていきます。
周囲と調和しながら景観を大切にしようとする姿勢を、次の世代へ。未来の景観形成のために、子供たちにどんな姿を見せていくべきかを考えていきます。
vol.13
- <テーマ>
身の回りにある景観への気づき - <解説>
景観という言葉は、世界遺産のような著名な景勝地を意味するものとして捉えられてしまうことがありますが、公園で遊ぶ子供たちの姿や遠くに見える山並みにふと癒されることがあるように、日常の身近な場所にも景観は存在しています。職場や家の窓からの眺めにも大切な価値があることを伝えています。
vol.14
- <テーマ>
身の回りにある景観への気づき - <解説>
映画やドラマのロケ地に選ばれることは、地域の誇りや地域の活性化につながります。例えば昭和の味わいを残す商店街を、流行遅れと捉えるのか地域の魅力として捉えるのか。それを決めるのは地域のみなさんです。
地域のみなさんで、地域の景観が持つ価値を考えていくことの大切さを表現しています。
vol.15
- <テーマ>
身の回りにある景観への気づき - <解説>
思いもよらぬ場所が海外旅行者の人気スポットになるように、人から言われて初めてその価値に気づくことがあります。
当たり前だと思ってきた生活の中にも素晴らしい景観があります。暮らしている地域にある景観の価値に気づき、大切にすることを意識していただきます。
vol.16
- <テーマ>
身の回りにある景観への気づき - <解説>
問題として投げかけるのはお花見の際によく使われるブルーシートです。
シートの色を変えるだけで景観が改善されることに気づいていただき、普段当たり前のように行っていることや身近なところにも景観改善のために取り組めることがあることを表現しています。
ダウンロード用
(3)使用できる方
趣旨に賛同していただける方であれば誰でも使用することができます。(個人、法人、行政機関等を問いません。)
(4)使用方法
データ(jpeg、pdf、eps形式)を提供いたします。良好な景観の形成に関することであれば使い方は自由です。データの取得については、問合せ先に御連絡をお願いします。
詳しい使用規定は、景観ビジュアルデータカタログを御覧ください。
使用例
- 景観の日やまちづくり月間に合わせて、ポスターとして各所に掲示する。
- 機関紙・広報誌等に掲載する。
- ホームページや各種パンフレットに掲載する。
- 名刺の裏に掲載し、関係者に配布する。
- メールの署名欄に掲載する。
- 各種関連イベントやセミナー等で啓発資料として配布あるいは掲示する。
- イラスト中のテキストを空欄にして、クイズとして利用する。
(5)費用等
無償。ただし、印刷に要する費用等は使用者の負担となります。
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
交通基盤部都市局景観まちづくり課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3530
ファクス番号:054-221-3493
keikan-machi@pref.shizuoka.lg.jp