平成31年地価公示結果

ページID1029771　更新日 2023年4月28日

1　概要

注　本データは国土交通省土地鑑定委員会が作成した資料に基づき、静岡県内の672地点についてまとめたものである。

(1)県全体の平均価格、平均変動率(単位：円/平方メートル、%)

用途	平成31年平均価格	平成31年調査地点数（継続地点数）	平成31年平均変動率	平成30年平均変動率
住宅地	73,100	468（466）	-0.7	-0.8
宅地見込地	-	-	-	-
商業地	148,900	162（158）	0.0	-0.2
工業地	49,700	42（42）	-0.1	-0.2

平均変動率は、住宅地-0.7%（地方圏-0.2％、全国0.6%）、商業地0.0%（地方圏0.0％、全国2.8%）、工業地-0.1%（地方圏0.4％、全国1.3%）で、住宅地及び工業地は昨年に引き続き下落したが、下落幅は縮小した。

住宅地及び工業地の平均変動率は、11年連続の下落となったが、商業地は平成20年以来、11年ぶりに下落から横ばいに転じた。

昭和62年を100とした指数は、住宅地が84、商業地が49である。

(2)平均変動率の市町順位（全用途）＊市町名右の（）内は継続地点数

上位（全用途）
順位	市町名（継続地点数）	平均変動率(%)
1	長泉町（7）	0.8
2	熱海市（5）	0.6
3	浜松市（134）	0.3
4	静岡市（131）	0.0
5	三島市（21）	0.0

下位（全用途）
順位	市町名（継続地点数）	平均変動率(%)
1	牧之原市（6）	-3.2
2	伊豆市（6）	-2.5
3	東伊豆町（3）	-2.3
4	吉田町（3）	-2.3
5	河津町（3）	-2.2

（注）県内32市町。なお、松崎町、西伊豆町及び川根本町には、地価公示標準地が設定されていない。

上昇地点は住宅地が105地点（前年100）、商業地が52地点（前年53）、工業地が12地点（前年12）、横ばい地点（変動率0.0％）は住宅地が75地点（前年76）、商業地が35地点（前年31）、工業地が18地点（前年16）、下落地点は住宅地が286地点（前年288）、商業地が71地点（前年76）、工業地が12地点（前年13）であった。

※継続調査地点数：住宅地466地点、商業地158地点、工業地42地点

変動率上位は、首都圏への通勤圏として人気が高いJR三島駅に近い長泉町、三島市と、複数のホテル計画が見られる等観光動向が堅調な熱海市、中心商業地への投資需要が引き続き堅調な浜松市、静岡市となった。

変動率下位は、主に沿岸部に標準地を抱える市町が占めており、人口減少や高齢化の進展等により需要の弱い状況が継続している。

(3)市町別最高価格地点の順位(単位：円/平方メートル、％）

住宅地
順位	市町名（標準地番号）	価格	変動率
1	静岡市（駿河-28）	341,000	-
2	浜松市（浜松中-24）	282,000	4.8
3	三島市（三島-5）	158,000	0.6
4	沼津市（沼津-2）	137,000	0.0
5	長泉町（長泉-5）	136,000	0.7

商業地
順位	市町名（標準地番号）	価格	変動率
1	静岡市（葵5-1）	1,500,000	1.4
2	浜松市（浜松中5-1）	635,000	3.6
3	三島市（三島5-1）	310,000	0.6
4	沼津市（沼津5-1）	300,000	-1.6
5	藤枝市（藤枝5-4）	152,000	2.0

住宅地1位の「駿河-28」は新設のマンション用地で、昨年まで6年連続1位であった「浜松中-24」と順位が入れ替わった。また商業地「葵5-1」は37年連続1位。

住宅地の3位から5位までの順位及び商業地1位から5位までの順位は昨年と同じである。