先輩職員の声 山本 正晃

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1032771  更新日 2023年1月26日

印刷大きな文字で印刷

写真:山本 正晃1

山本 正晃

所属 経済産業部 東部農林事務所 森林整備課
職種 林業
入庁年 平成16年


※掲載している職員の所属や業務内容は、平成30年11月現在の情報です。

これまでの職務経歴と、そこでどのようなエピソードがあったか具体的に教えてください。

平成16年
林業技術センター 企画指導スタッフ
水県の森林・林業分野の試験研究機関として、研究成果のPRや花粉飛散量の予測の業務に携わりました。限られた期間で成果を出すための計画策定や関係者との連携に取り組む研究員の姿勢に大きな刺激を受けました。
平成17年
環境森林部 森林総室 自然ふれあい室
中山間地域の活性化の業務に携わり、道の駅の経営改善対策などに取り組みました。地域のために尽力する中山間地域の方々に感銘を受けました。
平成20年
東部農林事務所 治山課
治山工事の設計から現場監督、保安林の許認可等の業務に携わりました。「現場の状況を判断し、必要な対策を考える」、「(現場監督員として)自分はどう考えるのか」の重要性を学びました。
平成23年
経済産業部 商工業局 地域産業課
県内で製造業に取り組む中小企業の支援や地場産業の振興、遠州織物夏服「武襯衣(むしゃ)」のPRに携わりました。森林・林業行政から離れ、行政職の先輩方に恵まれた日々は、職員としての姿勢をあらためて見つめ直す契機となりました。また、未知の分野・業務でも一つ一つチャレンジしていけば、乗り越えられることを実感できました。この3年間の出会いや経験は、現在のベースとなっています。
平成26年
経済産業部 農林業局 林業振興課
県産材の利用拡大に向け、公共分野での木材利用の促進や林業機械等の導入支援業務に携わりました。県産材利用が進むよう、相手に伝わる話し方や資料作成などを再認しました。次年度の事業方針や予算対応を先輩方と一緒に検討する時間は、有意義なものであり、チームとして対応する大切さを学びました。
平成28年
東部農林事務所 森林整備課(現職)
団体への1年間の派遣研修として、農地集積や食の安全の取組を進めました。農業協同組合と行政との立場の相違点を意識しながら業務を進めました。

ある一日のスケジュール

8時30分
勤務開始、朝礼
8時40分
メール・スケジュール確認
業務の緊急性を確認し、電話連絡や資料作成の順番など、一日の大まかな段取りを考えます。
9時00分
スケジュールに沿って業務
打合せ、資料作成、事業者等との連絡調整・相談対応などを行います。
12時00分
昼休み
13時00分
スケジュールに沿って業務
打合せ、資料作成、事業者等との連絡調整・相談対応などを行います。(午前中に調整しきれなかった業務対応)
17時15分
勤務終了

現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?

東部農林事務所で木材産業及び特用林産の振興業務を行っています。木材産業の分野では、公共建築物等へ県産材の利用を促進していくために、管内の市町や木材協同組合への助言や林業経営体の素材生産を増大させるための機械導入支援を行っています。

特用林産の分野では、原木しいたけ栽培発祥の地である伊豆市を中心に、伊豆産原木しいたけの消費拡大に向け、地元関係者等との連携によるPR活動やしいたけ生産者のしずおか農林水産物認証の取得支援を行っています。

仕事をする上で日頃心掛けているのは、どんなことですか?

写真:山本 正晃2

業務の必要性を理解し、限られた時間の中でどうすれば目標に達せられるのかを意識して取り組んでいます。これまで携わったことがない業務の場合、不安を感じることもありますが、「とにかく無心でチャレンジ」するようにしています。様々な立場の方とお話しする機会に恵まれており、これまで気が付かなかった発見や改善策を得られることが多いです。「まずは聞く」をスタンスにしています。行き詰まった時ほど意識して、生産者や事業者などの声を聞くようにしています。管内には、12の市町があり、抱えている問題に違いがあるので、一方的に話すのではなく、それぞれの状況・立場を尊重しながら、業務を遂行するように心掛けています。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?

製材関係者やしいたけ生産者との対話を繰り返すことで、信頼関係が生まれ、新たな取組に進展したことです。製材関係者との対話では、管内4つの木材協同組合が連携するために、目標や課題への対応策等を一緒になって検討していった結果、地域の公共建築物等への納材を目指すグループ「東静モク木サークル」の立ち上げにつながりました。また、しいたけ生産者との対話では、しずおか農林水産物認証制度に、特用林産物の分野で初めて伊豆産原木しいたけ生産者が挑戦し、認証されました。参照する事例がない中、認証取得は、伊豆産原木しいたけの魅力を発信するきっかけになることから、生産者と一緒になって検討しました。取得した方からは、「誰も挑戦したことがないから、新たな一歩を一緒に踏み出したい」と言っていただき、うれしく思うとともにやりがいを感じました。人生の先輩方とのお話は、私自身の未熟さを痛感する日々ですが、信頼関係を築けたときは、どんな場面でも喜びを感じます。

県職員の仕事の「やりがい」「魅力」は何ですか?

写真:山本 正晃3

静岡県をより良くするために、自らが施策立案を担うことも、施策を遂行する立場になって地域の方々が喜ぶ姿を見ることもできることです。また、職場の移り変わり(異動)を通して、新たな気持ちで仕事に携われるとともに、静岡県をより深く知ることができます。

これから入庁される方へ期待することはどんなことですか?

「何も分からない中、仕事をしていけるのか」といった不安があると思いますが、周りの職員でサポートしていくので、分からないながらも積極的に仕事に挑戦してもらいたいです。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

様々な課題に直面しながらも、最善策を考え、対応できる職員を目指していきたいです。また、前向きに業務に取り組めるような職場の雰囲気づくりや相手の思いに共感しながら、業務を遂行していきたいです。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

写真:業務の様子

子どもと接する時間を多く確保するようにしています。平日、日中の子どもの関わりを妻に任せている分、帰宅後の就寝までの時間や休日は、主体的に行っています。

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
shokuin@pref.shizuoka.lg.jp