漁業高等学園に入学してエリート漁師を目指しませんか?

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ページID1078652  更新日 2025年12月16日

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 漁業高等学園は焼津市にある漁師を育成するための全寮制の教育施設です。学園を卒業すれば、20代で遠洋漁船のリーダーである航海士や機関士になれます。
 あなたも漁業高等学園に入学して、エリート漁師を目指しませんか?

写真1 漁業高等学園の全景
漁業高等学園の全景

県立漁業高等学園での授業や実習の内容

 学園では、漁業者として求められる安全な操業技術の習得、様々な種類の漁業への理解の醸成及びエリート漁業者として必要とされる資格の取得を重点に、1年間で生徒がしっかりと学ぶことができる環境が整っています。
 また、夏休み終了後から大型漁船の運行を担う甲板部員を目指す航海専攻とエンジンなどの保守点検を担う機関部員を目指す機関専攻に分かれて、それぞれの専門科目を修得していきます。
 漁師として活躍するためには日々の研鑽が欠かせませんが、学園で多くのことを学ぶことにより、実際の現場でもすぐに力を発揮することができます。学園を卒業すれば最低限の技能を身につけてから就職することが出来るため、学園の卒業生の離職率は低いです。

1 安全技術の継承

 生徒が漁業に就労してからケガなどをしないように、船から落ちないこと、ロープの扱いに気をつけること、仲間との意思疎通を図ることなどの船上での基本的な技能を徹底して教えています。学園で生活をすれば、船の運航に必要な知識や技術がしっかりと身につきます。

写真2 職員による安全のために必要な技術の説明
職員による安全のために必要な技術の説明
写真3 職員による安全な船の係留方法の実演
職員による安全な船の係留方法の実演
※ 船の係留は方法を間違えると大事故に繋がります。

2 多様な漁業種類を理解

 漁業には、沿岸、沖合及び遠洋漁業があり、それぞれ操業する場所、漁法、航海日数や操業時間等が大きく異なります。こうした多様な漁業について、座学だけでなく、漁業体験実習や卒業生が案内する漁船見学などの実体験により学んでいます。

表1 卒業後の主な活躍のフィールド

 これは、様々な種類の漁業に対して生徒が持つイメージと、漁業の現実が乖離することを防ぐために重要な過程で、これにより就業後に離職する割合が低くなっています。

写真4 シラス船曳網漁の見学
シラス船曳網漁の見学
写真5 遠洋マグロ漁船の見学
遠洋マグロ漁船の見学

3 海技士資格の取得を支援

 学園では大型漁船の運航に必要不可欠な資格である海技士資格の筆記試験を在学中に受験できます。
 海技資格の勉強を働きながらすることは困難ですが、学園に入学すれば勉強に集中することが出来ます。大型漁船の船長・機関長を目指すなら3級の取得を目指しましょう。

4 海技士以外の資格について

 海技士資格以外にも、小型漁船を操縦するための小型船舶操縦士資格、漁船に備え付けられた無線機を取扱うための海上特殊無線技士資格などの漁業者として必要となる資格を在学中に取得するようなカリキュラムをとっています。
 また、卒業生へのフォローアップとして、就職してから乗船3年が経過した後に受験できる海技士口述試験へのアドバイスを行っています。

最後に

 漁業高等学園と県内の漁業者の間には、長い歴史の中で強い信頼関係が結ばれています。漁業高等学園の卒業生たちが、県内漁業のフィールドで活躍し、次々と実績を上げているからです。そのため、県内の漁業会社からは、学園の卒業生を積極的に雇いたいという声が多数上がります。
 漁師の世界は厳しい世界です。ただし、とてもやりがいのある仕事であるということは間違いありません。日本人と魚の間には古代から強い結びつきがあり、漁師という仕事は、その結びつきを維持していくための非常に尊い仕事です。学園を卒業すれば、海技士資格を取りやすくなり、漁船の士官になりやすくなります。漁業高等学園に入学して、エリート漁師を目指しませんか?

内容に関するお問い合わせ

静岡県立漁業高等学園
 住所:〒425-0033 焼津市小川3747-2
 電話番号:054-627-0219
 メール:gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp