平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨1

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ページID1010053  更新日 2023年1月13日

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平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.前文】

平成25年度の当初予算案、並びにその他の議案を提出するに当たり、その概要を御説明申し上げ、併せて、当面する県政の課題について所信の一端を申し述べます。

「富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくり」を目指す総合計画は、県民の英知を結集して策定いたしました「県民の県民による県民のためのマニフェスト」とも言うべきものであります。その推進に当たりましては、現場主義と透明化を徹底し、施策を前倒しして実行してまいりました。

総合計画の進捗状況の評価につきましては、昨年度に引き続き「“ふじのくに”づくり白書」として取りまとめ、今月13日に公表いたしました。計画全体としては、概ね順調に進んでおりますが、一部進捗に遅れが見られる分野があります。来年度は基本計画の総仕上げの年となりますことから、目標達成に向けて、施策の改善や重点化を進め、さらにスピード感を持って全力で取り組んでまいります。

基本計画の総仕上げに向けて、“ふじのくに”の都づくりを目指してまいります。柱となる内陸のフロンティアを拓く取組を進め、「東日本大震災の復興モデル」と「ポスト東京時代」の全国に先駆けたモデルを創り上げてまいります。

また、日本一を誇る食材やお茶、美しく咲き誇る花々、豊かな森林や水、全国トップの日照条件など、誠に豊かな自然環境や地域資源を生かして、本県を日本中の憧れの地とするべく“ふじのくに”の都づくりに取り組んでまいります。

そして、この取組を推進する上で、まずは、県民の生命、財産を守る地震・津波対策を最優先課題として捉え、第4次地震被害想定を踏まえた対策に鋭意取り組んでまいります。

また、富士山の世界文化遺産への登録が、“ふじのくに”のアイデンティティをより高めていく第一歩となりますことから、山梨県など関係団体との連携を密にし、6月の登録実現に向けて万全を期してまいります。

さらに、エネルギーの地産地消、雇用・経済対策、少子化対策を重点施策と位置づけ、県民の皆様が安全に安心して暮らしていくことができるよう、全県を挙げて取り組み、県民幸福度の最大化に向けて全力を傾注してまいります。