平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-4

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ページID1010058  更新日 2023年1月13日

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平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.“ふじのくに”づくりを総仕上げする重点施策の展開】(4)富士山の後世への継承

第4は、富士山の後世への継承であります。

富士山の世界文化遺産登録につきましては、現在、ユネスコの諮問機関であるICOMOS(イコモス)の審査が行われておりますが、先日、ICOMOS(イコモス)から日本政府に対して、三保松原の構成資産からの除外を含む追加情報の要請がありました。

追加情報の提出に当たりましては、三保松原が「芸術の源泉」、「信仰の対象」として重要な場所であることについて、ICOMOS(イコモス)の理解が得られるよう、文化庁と連携して対応してまいります。

また、過日、フランスのパリ日本文化会館において「富士山展」を開催いたしました。主催者として、小楠県議会議長をはじめ、近藤文化庁長官、横内山梨県知事、浅川山梨県議会議長とともにレセプションに出席し、世界遺産委員国大使などに富士山の文化的価値を説明してまいりました。

招待者として出席された、遠山元文部科学大臣、高階東京大学名誉教授からも、富士山の世界文化遺産登録の意義や魅力などについてお話をいただき、ユネスコ関係者などの理解を深めてまいりました。

今後は、本年5月に予定されているICOMOS(イコモス)の評価結果の勧告を経て、6月にカンボジアのプノンペンで開催される「第37回世界遺産委員会」で登録の可否が審議されます。世界文化遺産登録に向けた取組は、まさに9合目まで来ております。今後も、関係機関との連携を密にして、万全を期してまいります。

また、今月23日には、4回目となる「富士山の日」を迎えます。山梨県、認定NPO法人「富士山を世界遺産にする国民会議」と合同で、「富士山の日フェスタ2013(ニセンジュウサン) in TOKYO」を都内で開催するほか、「ふじのくに芸術祭」のオープニングイベントをグランシップで開催いたします。

県内はもとより、全国に富士山の世界文化遺産登録に向けた取組を情報発信し、人類共通の財産として、富士山の価値を後世に継承する機運の醸成を図ってまいります。