平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨3-3

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ページID1010057  更新日 2023年1月13日

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平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.“ふじのくに”づくりを総仕上げする重点施策の展開】(3)地震・津波対策の推進

第3は、地震・津波対策の推進であります。

第4次地震被害想定につきましては、今月13日に中間報告として、津波高の推計結果等を公表いたしました。具体的には、国が昨年8月に公表した南海トラフの巨大地震の津波高の推計に使用した地形モデルを、県独自のデータにより精緻化した上で、発生頻度が比較的高い「レベル1の津波」と、発生頻度は極めて低いが最大級の「レベル2の津波」の二つのケースを想定いたしました。併せて、被害をできるだけ軽減するための対策となる「地震・津波対策アクションプログラム2013(ニセンジュウサン)(仮称)」の骨子を公表したところであります。

引き続き、伊豆半島東海岸で大きな被害が予想される相模トラフ側の地震を含め、震度分布、浸水域、市町ごとの被害想定などを盛り込んだ第4次地震被害想定の策定作業を進めてまいります。アクションプログラムにつきましても、骨子に数値目標や達成年度などを肉付けし、第4次地震被害想定とともに、6月に最終的な取りまとめを行い、公表してまいります。

津波対策施設等の整備につきましては、レベル1の津波に備えることを基本に、防潮堤や河川堤防、水門の整備を県内全域で推進してまいります。浜松沿岸地域では、企業等からの寄附金を原資にした「静岡県津波対策施設等整備基金」を財源として、防災林を活用した景観や環境に配慮した津波防護施設を整備してまいります。

また、市町が実施する避難タワーなどの津波避難施設の整備につきましても、大規模地震対策等総合支援事業の補助上限額の撤廃を、平成27年度まで延長し、積極的に支援してまいります。

県民の皆様の生命を守ることを最優先に、ハード・ソフト両面から対策の具体化を図ってまいります。