平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨4-3-1-1

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ページID1010070  更新日 2023年1月13日

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平成25年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.「総合計画目標達成に向けた取組の推進」】(3)「“ふじのくに”の豊かさの実現」・「一流の『ものづくり』と『ものづかい』の創造」

  • 新成長産業の戦略的育成

第3は、「“ふじのくに”の豊かさの実現」であります。

その1は、「一流の『ものづくり』と『ものづかい』の創造」であります。

はじめに、新成長産業の戦略的育成についてであります。

本県経済の発展のためには、景気に左右されない、多極的な産業構造の構築が必要であります。地域企業による技術革新を継続的に生み出すため、これまで中小企業成長基盤強化事業により、企業の参入意欲が旺盛な、次世代自動車や新エネルギー分野など新たな成長分野において、技術相談から研究開発、試作品開発、販路開拓まで、一貫して支援してまいりました。

来年度は、製品を開発する中核技術者の養成、産学官連携による研究開発や試作品開発、製品化に対する支援を拡大し、より多くの地域企業が新分野で事業化に取り組む機会が得られるよう、新成長産業戦略的育成事業を創設いたします。

また、首都圏や中国浙江省に加え、新エネルギー分野に関心の高いハワイ州での展示会への出展支援や、大手自動車メーカーとの商談会を開催し、研究開発や事業化の成果を積極的に売り込んでまいります。

さらに、県と地域の金融機関が、新成長分野に取り組む中小企業の情報を共有し、一体的に支援する体制を整えるため、新たに情報連絡会を設置いたします。産業支援機関と金融機関、県とがチームを組んで、具体的な案件を金融や助成制度の面から支援する仕組みを作ってまいります。

こうした取組に加え、試作品開発や事業化段階の資金需要に対応するため、金融機関と協調して行う中小企業向け制度融資に、成長産業分野支援資金を創設いたします。従来の特別政策資金より0.2%高い利子補給率とし、最大限の支援を行ってまいります。

県と産業支援機関、金融機関の強固な連携のもと、地域企業による様々な取組を一体となって支援し、成長分野への参入をより一層促進してまいります。