令和7年度「グランシップ 中高生のためのオーケストラ」参加校募集
グランシップでは、県内の中高生に本格的なオーケストラのコンサートを体験していただけるよう、本公演を県内巡回して開催しています。
令和7年度は、2024年6月に日本オーケストラ連盟正会員となった富士山静岡交響楽団によるコンサートを静岡の中高生のためにご用意しました。中高生のみなさんにとっての“はじめてのオーケストラ体験”を是非劇場で体験できるよう、学校の芸術鑑賞の機会としてご活用ください。
≪事業の特徴≫
(1)劇場で感じる、一流オーケストラの生の響き
劇場は、舞台芸術をよりよく鑑賞するための舞台設備や客席環境が整っています。一つひとつの楽器の繊細な音色から様々なパートが重なり合った大迫力まで、一流オーケストラが表現する曲の世界がありありと感じられ、普段の生活では得られない気づきや感動があります。指揮者とオーケストラは、多感な学生の皆さんに必ず何かを感じてもらえるよう全力で演奏に臨みます。
(2)交響曲などの大曲をまるごと一曲演奏
クラシック曲の有名な部分を抜粋して演奏する“いいところ取り”、ではなく、交響曲などの大曲をまるごと一曲演奏します。ハードルが高く感じられるかもしれませんが、全曲通して聴くことにより、学生の皆さんが自由な感覚で音楽を味わうことができます。初めて聴く曲でも興味を持てるよう、指揮者のトークも交えています。
(3)非日常の劇場体験
チケットを学生の皆さんお一人ずつにご用意します。公演当日はチケットを持って入場し、自分で席を探し着席して、配布されたプログラムを見ながら開演を待つ、という通常のコンサートと同じような流れを体験していただきます。
1.公演概要
◆日程 2025年11月27日(木曜) 10時30分開演 (11時30分終演)/14時00分開演(15時00分終演) ※公演時間は60分
◆会場 静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ 中ホール・大地 (JR東静岡駅南口隣接)
◆入場料 学生800円 ※1クラスにつき引率教員1名無料。それ以外の教員は800円
*学校からグランシップまでの交通費全額支援制度があります
◆出演者
指揮:松川智哉 Tomoya Matsukawa
洗足学園音楽大学音楽学部作曲コースを経て、東京藝術大学音楽学部指揮科卒業、同大学院音楽研究科指揮専攻修士課程修了。在学中、野村学芸財団奨学生に推薦される。2019~2021年、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団指揮研究員を務め、各種公演に指揮者アシスタントとして関わり研鑽を積む。
2022~2024年、セントラル愛知交響楽団アソシエイトコンダクター。2021年度山田貞夫音楽財団指揮者オーディションにて山田貞夫音楽賞ならびに特選を受賞。これまで、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、芸大フィルハーモニア管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、富士山静岡交響楽団、セントラル愛知交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団他と共演。指揮を尾高忠明、高関健、川本統脩の各氏に、作曲•音楽理論を久行敏彦氏にそれぞれ師事。現在、オーケストラ、吹奏楽、合唱の指揮者として幅広く活動する他、オペラの分野でも精力的に活動しており、これまでに佐渡裕プロデュースオペラ、びわ湖ホールプロデュースオペラ、東京・春・音楽祭、ニッセイオペラ、藤沢市民オペラなどの各公演に副指揮者として携わる。愛知県立芸術大学非常勤講師。
管弦楽:富士山静岡交響楽団 Mt. Fuji Philharmonic Orchestra
2020年11月、いずれもNPO法人であった静岡交響楽団(創立1988年)と浜松フィルハーモニー管弦楽団(創立1998年)が合体し、2021年4月より一般財団法人「富士山静岡交響楽団」となり県下全域に密着した演奏活動を継続、2022年4月より公益財団法人の認可を受け、静岡県内唯一の常設プロオーケストラとして財政基盤の強化と更なる演奏力の向上に向けて大きく前進を続けている。
2024年6月、これまでの活動が認められ、公益社団法人日本オーケストラ連盟 正会員に承認された。定期演奏会、企業協賛特別演奏会を始め、まちかどコンサート、病院・老人福祉施設・こども園などへのアウトリーチ、また学校向けの音楽鑑賞教室など、名実ともに静岡県を代表するオーケストラとして地域の音楽文化の普及と向上に貢献している。
◆コンサートをより楽しむためのパンフレット
楽曲の背景や聴きどころについてのわかりやすい解説や楽器紹介が掲載されたパンフレットを公演当日に無料配布します。
関連情報
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