東部地域施設概要：深良水門

施設の概要

深良水門は、芦ノ湖の水を御殿場市、裾野市、長泉町、清水町の二市二町に導水する深良用水に取水するための施設です。水門は、芦ノ湖の北西岸に位置しています。徳川4代将軍家綱の時代、小田原藩深良村名主の大庭源之丞は、慢性的な水不足による干ばつ被害を防ぐため、芦ノ湖の水を導水することを構想して、土木工事の経験がある江戸浅草の豪商友野与右衛門に工事を依頼しました。
友野与右衛門は、湖尻峠にトンネルを掘り、深良側に湖の水を引く計画を立て、苦労して工事の資金集め等した結果、寛文6年（1666年）に幕府の許可を得て、工事に着手しました。深良用水沿革史によると、深良用水隧道が貫通したのは、寛文10年（1670年）だとされています。この水門は、明治43年(1910年)に木造水門から石造り鉄扉に改造されましたが、経年による老朽化のため、平成元年に旧水門補強及びコンクリート造りの補助水門新設がされました。大きな水門の前面には、旧の水門が残されています。
また、この水門から80mほど下流地点が、深良用水隧道の呑口となっており、水門の脇には、深良用水記念碑も建立されています。

施設の写真

施設までの交通アクセス

• 車をご利用の場合
  東名高速道路：裾野ICより約23分かつ徒歩約20分
• 公共交通機関をご利用の場合
  JR小田原駅：箱根登山バス「小田原東口」（湯本駅・宮ノ下・宮城野・仙石経由桃源台方面行き）より「箱根レイクホテル前」（約50分）徒歩約26分

• JR（外部リンク）
• 箱根登山バス（外部リンク）

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