<生活支援・福祉関連>母親ならではの目線で子育て情報を発信。子育てをキャリアアップにつなげることで、ママたちの社会進出を応援株式会社ふじやまママ
- 所在地
- 〒411-0857 三島市芝本町6-25-1302
- 代表者
- 代表取締役 小林惠子
- 電話
- 055-975-0601
- ファクス
- 055-975-0601
- 設立
- 平成19年9月
- 事業内容
- 子育て情報フリーマガジン『mikan』・3世代情報共有フリーペーパー『YUZU』の発行、携帯メール「みかんメール」の配信、子育て情報誌受託制作、子育てに関する交流イベント等
子育てを楽しみながら起業
もともとライターをしていた株式会社ふじやまママ代表取締役の小林恵子氏が「ふじやまママの子連れ便利帖」を発行したのは平成8年、結婚・出産を機に三島に住むことになり、見知らぬ土地で子育て情報が足りないと感じたことがきっかけだった。同じ立場の母親たちと手作業による原稿作りで、1年~1年半ごとに単行本を自費出版したが、平成19年、「子育て情報を自ら集め、発信することを仕事にしたい」という明確な目標を持ち、フリーペーパー「mikan(ミカン)」を発行するとともに、同社を立ち上げた。
小林氏は、女性は結婚して子どもを産んでも、それ以前のキャリアや将来の夢が消えて100%母親になってしまうわけではないと考えた。ライターとして情報発信を仕事にしてきた経験を活かし、子育てか仕事かの二者択一ではなく、子育ての間は子育てに軸足を置き、母親であることを楽しみながら、母親ならではの目線で子育て情報を提供する仕事をしたい、とmikanを創刊したのである。
子育て期間もキャリアアップのチャンス
現在の同社の情報提供事業は、紙媒体であるフリーペーパーのmikan、インターネットのポータルサイトmikan、携帯メールでの情報配信サービスみかんメールの3つの柱を持っており、それらのコンテンツとなる情報の収集、取材、編集はチームmikanと呼ばれる在宅ワーカーの現役子育てママが行っている。彼女たちは同社の社員ではないが、その名の通り、mikanを支える重要なスタッフである。幼い子どもを預けて外で働かなくても、地域で一人の母親として暮らしながら、電子メールやクラウド・コンピューティングなど情報通信ツールを活用した会議や原稿のやり取りができる時代のメリットを活かした働き方なのだ。
小林氏は、「地域の子育て情報と関わる仕事を続けていけば、その地域のキーパーソンとして信頼される存在になります。また、在宅ワーカーとして取材や編集の仕事を通じて社会性を養い続け、自分のスキルを磨き続けることが、将来子どもが育って親の手を離れていった時、本格的に仕事に復帰したり、自分で何かを始めたりする時の力になるでしょう」と語る。
mikanは、作り手である後輩ママたちに対しても自分磨きの機会を提供するものなのである。
情報交流力が武器になる
平成25年11月、新たに祖父母世代を対象に、3世代情報共有フリーマガジン「YUZU」を創刊した。これにより、子育てが終わり今後は孫を見守る存在となった若いシニア世代も含め、地域の情報を得られることで、生きがいを持って暮らせるようサポートしている。
同社では創業当初からずっと、作成した情報誌を読者に直接届けることを大切にしている。小林氏が、「自身の使命は発行することではなく、届けたい人にきちんと届けることだ」と捉えているからである。こうした努力の積み重ねにより、同社は多くの母親たちから求められる存在となっている。
同社は、これからも、子どもを中心に家族みんながこの地域で生き生きと暮らしていくため、今まで培ったノウハウと共に新たな情報を発信していく。
ここが、ポイント!
- 現状
- 子育て情報を紙媒体、WEB、メールにて発信。子育て中のママたちを在宅ワーカーとして雇用。
- 現状の課題
- 次なる後継者の育成と、多様化する読者からのニーズにどのように応えていくのか。
- 未来
- 子どもからお年寄りまで、住民にとって必要な暮らしの情報がすぐ手に入る環境に。
このページに関するお問い合わせ
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