先輩職員の声 岩﨑 久美乃

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ページID1032772  更新日 2023年1月30日

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写真:岩﨑 久美乃1

岩﨑 久美乃

所属 東部農林事務所 農地整備課
職種 農業土木
入庁年 平成16年


※掲載している職員の所属や業務内容は、平成30年11月現在の情報です。

これまでの職務経歴と、そこでどのようなエピソードがあったか具体的に教えてください。

平成16年
富士農林事務所 農地整備課
富士宮市朝霧で農業用排水路の整備を担当しました。社会人としてのスタートは、右も左もわからず失敗だらけの日々でしたが、業務を通じて公務員の役割や仕事に対する姿勢を学びました。
平成18年
東部農林事務所 農地整備課
沼津市戸田で農村公園の整備を担当しました。整備にあたっては、公園内に地域特産の「橘」を移植し、地域の方々による「橘」を使用した加工品の開発を支援する取組みにも携わりました。当時は目の回る忙しさでしたが、上司や同僚はもちろん、市や地域の方々の助けを借り邁進しました。
平成21年
くらし・環境部 環境局 水利用課
初めて本庁勤務を経験しました。職場には様々な職種の職員がいたため、文書の作成方法や仕事の進め方を改めて学び直す良い機会となりました。仕事では、渇水になった時に利水者間の水利用の調整を行いました。そこで、仕事を円滑に進めるには人(相手)とのコミュニケーションが最も重要であることを痛感しました。
平成23年
東部農林事務所 御殿場支所
台風で被災した小山町内の農地の災害復旧事業を担当しました。被災した農地が100地区を超える大規模な災害であったため、復旧には3年の歳月を要しましたが、原形をとどめない程被災した農地の復旧が完了した時には、達成感でいっぱいになりました。
平成26年
賀茂農林事務所 農村整備課
東伊豆町の市民農園整備の一環として、管理棟の建築工事を担当しました。整備にあたっては、町等と部屋のレイアウトから作業棚の規格など細部に至るまで調整を行いました。市民農園開園後、収穫祭等のイベントでにぎわっているというニュースを耳にすると懐かしくうれしくなります。
平成28年
東部農林事務所 農地整備課(現職)
小山町内で農地造成の事業を担当しています。この事業は、県が平坦で大区画に造成した農地に施設園芸を行う企業を誘致するというもので、今後の農業農村整備事業の一端を担う先駆的な取組みです。現在は、町や地元、進出が決まった企業等と情報共有を図り造成工事を進めています。

ある一日のスケジュール

8時30分
勤務開始
メールチェックをし、班内の朝礼で、班員のスケジュールを確認します。
9時30分
出張(現場監督業務)
施工中の担当現場で、工事の進捗状況や工事完成後の不可視部、安全管理状況の確認をします。
12時00分
昼休み
13時00分
市町と打合せ
市町と事業の進捗状況や整備の進め方について打合せをします。
15時00分
設計業務
工事発注のための積算や図面を作成します。
17時15分
勤務終了
翌日のスケジュールを確認し帰宅します。

現在、どんな部署で、どんな仕事をしていますか?

東部地域の農業は、北駿地域の御殿場コシヒカリや箱根西麓地域の高品質なブランド野菜、「寿太郎」に代表される沼津市西浦地域のみかん、伊豆地域の生産日本一のわさびなど多種多様な農産物を生み出しています。私の所属する東部農林事務所農地整備課では、そのような特色ある農業を生産基盤づくりで支え、また生活の場である農村集落の地域づくりを支援する「農業農村整備事業」を実施しています。

仕事をする上で日頃心掛けているのは、どんなことですか?

写真:岩﨑 久美乃2

仕事を円滑に進めるには、人間関係を円滑にすることが最も大切だと思っています。そのため、相手と話すときはわかりやすく、聞くときはしっかり聞くことを心掛けています。

これまで仕事をしてきた中で、最もうれしかったこと、印象に残っていることはどんなことですか?

小山町の農地災害復旧事業でわさび田の復旧に携わりました。小山町のわさびは、知る人ぞ知るブランドで、高価なものは都内の高級料亭に卸すほどの代物です。わさび田は土が命とされており、農家ごとに粘性土、砂質土、水を通しやすい土、水を通しにくい土など使用する土が異なります。しかし、そのような土は売っているものではないため、他の工事発生土等から手配し農家の方々にどの土が最適化を確認してもらうことを1カ月以上繰り返しました。その結果、わさび田が復旧した折にある農家の方から「私はこだわりが強いので、ここまでついてきてくれたあなたは大したものだ。この先どこででもやっていけるよ。」と言っていただいたことが、非常にうれしかったです。今でも仕事でネガティブになる時には、その言葉を思い出して心の支えとしています。

県職員の仕事の「やりがい」「魅力」は何ですか?

写真:岩﨑 久美乃3

農業農村整備事業を実施する中で、農家の方が「ありがとう」と声をかけてくれたり、整備後の農地が耕作されている光景を目にしたりした時に、この仕事に携われて良かったと実感します。我々の仕事は、地域の生活環境や市町の行政運営等に影響を与えます。それが時に苦しい時もありますが、自分の仕事が県民の役に立つ役割を担っていることは大きな魅力だと感じています。

これから入庁される方へ期待することはどんなことですか?

「静岡県の仕事は多岐に渡ります。また、常に人と関わることが多いです。視野を広く持ち、積極的かつポジティブな姿勢で仕事にのぞむことを期待しています。

これから目指す県職員像、今後やりたい仕事等をお聞かせください。

これまで悩み失敗した多くの経験を活かし、今後も現場などで技術力の発揮と向上に努めていきたいです。

終業後や休日の過ごし方について教えてください。

写真:業務の様子

時々ジョギングなど軽い運動をしたり旅行をしたりして気分をリフレッシュさせています。

このページに関するお問い合わせ

人事委員会事務局職員課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2275
ファクス番号:054-254-3982
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