認知症本人大使「静岡県希望大使」について

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1061477  更新日 2024年3月11日

印刷大きな文字で印刷

概要

令和元年6月に国が策定した認知症施策推進大綱では、本人からの発信の機会を増やし、認知症に関する普及啓発に取り組むこととしています。これを受けて、厚生労働省では、令和2年1月に5人の認知症の本人の方を「希望大使」に任命しました。

静岡県でも、認知症への社会の理解を深め、認知症の有無に関わらず、同じ社会の一員として地域をともに創っていくため、令和2年9月に全国初となる地域版の「希望大使」として、「静岡県希望大使」を設置しました。

「静岡県希望大使からのメッセージ」の公開

認知症の普及啓発活動の一環として、静岡県希望大使の三浦重雄さんのメッセージ動画を作成しました。

認知症に関する研修等の際に、認知症の本人の声を聴く機会としてご活用ください。

「静岡県希望大使」の役割

  • 県が行う認知症普及啓発活動への参加・協力
    県が開催するイベント等での公演、広報誌等への寄稿、県と連携した希望宣言の紹介等を行います。
  • 認知症サポーターで講座の講師役となるキャラバン・メイトへの協力
    認知症サポーター養成講座の受講者の理解を深めるため、キャラバン・メイトが講師を務める当該講座において、自らの体験や希望、必要としていること等を発信します。
  • その他
    ピアサポート活動や認知症サポーターの活動(チームオレンジ)への協力、県内各市町への派遣・事業協力、認知症の人と家族の会や認知症本人ワーキンググループ等の関係団体への協力等を行います。

「静岡県希望大使」の委嘱

三浦繁雄さん【令和2年9月30日から委嘱】

写真:三浦さん

牧之原市在住の63歳(委嘱時点)

平成27年にMCI(軽度認知障害)と診断を受ける。

現在は、吉田町の精米店「おこめ館いわ堀」に勤務し、働きながら治療を続け、県内外の認知症の本人の方々と積極的に交流を行う。

令和元年7月からは、県のピアサポーターとして本人ミーティングでの相談相談支援等を行う。

委嘱式の様子

委嘱式は、令和2年9月30日(火曜日)の午後3時30分から、静岡県庁の知事室で開催し、知事から三浦さんへ委嘱状が手渡されました。

〈三浦さんのコメント〉

認知症はだれでもなり得る病気です。ですので、認知症をなりたくないと「予防」するより、なるかもしれない病気として「備えて」いってくれたら嬉しいです。私は、今、皆さんの前で話をしていますが、認知症が進行しても、「分からない人」になってしまうのではないと考えています。言葉が出にくくなっても、歩けなくなっても、私の意志は残っていると信じます。わたしは希望を伝えていきたいと思います。

写真:委嘱式の様子1

写真:委嘱式の様子2

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部福祉長寿局福祉長寿政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2442
ファクス番号:054-221-2142
fukushi-chouju@pref.shizuoka.lg.jp