第8回『インフラ』

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ページID1054154  更新日 2023年5月16日

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「インフラ」、よく耳にする言葉で、道路、港湾、鉄道、ダム、通信施設等が思い浮かぶことと思います。
広辞苑によれば、「infrastructure(インフラストラクチャー)の略。産業や社会生活の基盤となる施設」とあります。
冒頭で出した施設は、産業基盤の社会資本としてのインフラです。一方、学校、病院、図書館、公民館などの建物も生活基盤としてのインフラです。
改めて「infrastructure」という単語を見ますと、「infra」と「structure」とで構成されていて、直訳すれば「下位部の」「建造物」ということになります。
「infra」の反意語は「supra」ですが、「suprastructure」という言葉はないようです。

道路は車、港湾は船、鉄道は列車の運行に供し、ダムは電気を作り、通信施設は情報を流すと見れば、支える意味で下位の施設と表す由縁はわかります。
では、施設などの建築物は何を支えているのでしょう。直接、人の生活ということになるのでしょうか。
インフラは日常、特に意識されず目立つものではありませんが、欠くことができないものです。
時として注目される場面として、社会インフラでは事故や災害時、生活インフラでは事件あるいは「箱物」としての批判時くらいではないかと思います。
しかし、これまでインフラを見直す機会を世間に対して創出してこなかったことも問題であったと認識しています。
ここまで話してきたハードインフラに対し、ソフトインフラという視点で「まちづくり」、「観光資源」、「エンタメ」などを切り口に、改めてインフラを見直してみようと本県交通基盤部が広報を工夫しました。
そこに「suprastructure」が発見できるかもしれません。

冊子とともに動画を一度ご覧下さい。

インフラと静岡の未来についていっしょに考えてみませんか?の画像