第12回『静岡県の新ビジョン』

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1057925  更新日 2023年11月21日

印刷大きな文字で印刷

 ビジョンとは、「展望、理想像、未来像」ということです。

 企業でも公共団体でも個人でも、従事する者が共通して目指すべき方向です。

 本県では、「富国有徳の美しい”ふじのくに”」づくり ですが、サブタイトルの「東京時代から静岡時代へ」に着目しています。

 

 一口に言えば、静岡(ふじのくに)という地域が、未来の日本の人々の生活、文化、産業などの新たな有り様を生み出し、示していくということです。

 

 感染症の蔓延、紛争から戦争への脅威、地球温暖化による災害の激甚化・頻発化、原材料需給バランスの崩れや金融市場の混乱など、人為的、自然発生を問わず、同時期に地球規模で社会に大きな衝撃を与えています。

 日本にも新しい時代の構築が求められているまさに今がその時です。

 

 こうした背景のもと、各分野で今までと根本的に異なる仕組みや技術を創造する実験、実証、実装の「場」として日本を主導することが本県の役割だと意識し行動することが重要です。

 

 具体的に言うと、自動車産業では、無人自動運転車、空中自動車などの開発・実証、食糧安全保障対策では、陸上の水産業、立体の農業の研究・実装などが一例としてあげられますが、実際に民間、公共問わず本県に新たな試みが集積されつつあります。

 同様に文化、福祉、教育などの分野においても発想を変えることが必要です。

 これまでの概念を根本から変える新たなものを生み出す地域として県土を創造していくのです。

 

 目の前にある業務の向こう側に共通のビジョンを意識しつつ行動してみましょう。全く関係ないと思われる仕事に新しい発想が宿ると思います。


出典:朝日航洋株式会社の写真
出典:朝日航洋株式会社
出典:ブロックファーム合同会社の写真
出典:ブロックファーム合同会社