誰にでも見やすく、読みやすく、分かりやすい!情報デザインの普及を目指して【寄稿日:令和3年3月10日】

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ページID1013475  更新日 2023年1月13日

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NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会 理事 鳥原久資 氏

ユニバーサルデザインの考え方を視覚情報にも応用したのがメディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)です。人は情報の87%を視覚メディアから得ています。平成28年4月には障害者差別解消法が制定され、あらゆる窓口やサービスで、誰にでもわかりやすく情報が伝わることが必須となりました。情報発信者やデザイン・制作者がMUD配慮を行うことで、高齢者・障がい者・色覚障がい者、外国人など多くの方々に、見やすく、伝わりやすくするための配慮が求められています。

毎年この取り組みの意義と必要性を広くアピールし、技術の向上を目的とするために、メディア・ユニバーサルデザインコンペティションを全日本印刷工業組合連合会が開催。ここから「避難所設営シールセット」などが多くの作品が商品化されています。

またNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会ではMUDの普及のために具体的事例を多く入れた専門書も発行。2011年からは「MUDアドバイザー検定」(旧MUD教育検定3級アドバイザー)を開始。現在5000人近いMUDアドバイザーが誕生し、今年からはオンライン受験も実施しています。

一方、企業や団体をはじめ様々な組織で最も使用される、Microsoft社製のWord、Excel、PowerPointを使って、オフィスでも気軽にそして具体的な配慮ができるり「オフィス文書のユニバーサルデザイン講座」も開催しこちらもオンラインでの受講ができます。

加えて利用者にとって信頼性の高いMUDを普及させるために、製品や店舗などの第三者認証事業も実施しています。

事業の差別化と大きなアドバンテージのお手伝いのために日々活動しています。詳しくは下記をご覧ください。

イラスト:MUDロゴ

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
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