関心が高まる情報伝達でのユニバーサルデザインの進化と重要性【寄稿日:令和6年3月1日】

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ページID1061508  更新日 2024年3月13日

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NPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会 理事 鳥原久資 氏

すべての人が利用しやすい製品、環境、サービスを設計する考え方であるユニバーサルデザイン。この考え方を情報伝達分野(メディア)に適用したものが「メディア・ユニバーサル・デザイン(MUD)」です。設立15周年を迎えたNPO法人メディア・ユニバーサル・デザイン協会は、昨年8月東京都立産業貿易センターで「伝えるためのユニバーサルデザインフェア~色・文字・かたちでみんなに分かりやすく~」と題してイベントを開催し1250名もの方に来場いただきました。

「知る」「学ぶ」「命を守る」「生活」「関連団体紹介」「ワークショップ」の6つにゾーンに分けられた120枚にも及ぶパネルの展示。一方で初めてMUDに触れる方から、仕事で活用されている方まで幅広い受講者を対象とした12コマのセミナーは満席の状態。あらためてMUDに関する関心の高さを感じました。

体験コーナーでは夏休みという事もあり多くの親子連れがMUDの世界観に触れ、学校関係者からは教材として取り入れたいという声もいただきました。ちなみに当県からは静岡文化芸術大学の小浜朋子教授にも参加いただきました。

高齢者や障がい者の社会進出、学校教育におけるユニバーサルデザインの増加に加え、SDGsへの意識の高まりもあり、フェアの様子は、ニュースや新聞といった報道にも取り上げられ、事前の予想以上の高い関心となりました。これから益々持続可能な社会の実現の為にMUDの果たす役割は重要度を増すようです。

写真1 MUDフェアセミナー風景

写真1 MUDフェアセミナー風景

写真2 MUDフェア会場パネル

写真2 MUDフェア会場パネル

写真3 MUDフェア当日の様子

写真3 MUDフェア当日の様子

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くらし・環境部県民生活局県民生活課
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