誰が除外されていますか。【寄稿日:令和8年2月19日】

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ページID1079763  更新日 2026年2月19日

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静岡県国際交流員 岸 ミレナ けい子 氏

 私たちは皆、それぞれ違う存在として社会で生きていますが、社会の仕組みや設備は、まだ全員に十分配慮されているとは言えません。去年、「ユニバーサルデザイン研修」に参加し、車いすを利用する方、視覚に不自由のある方、お年寄りなど、自分とは違う立場の視点を体験しました。その時、社会のあらゆる場面が人々のニーズや個性に合わせて作られていないと感じました。 

 イメージ1では誰が自由に動けないでしょうか。誰が除外されていますか。近くにエレベーターがなければ、車いすを利用する方は2階へ行けません。私は研修の前日に足を怪我していたため、怪我をした人や体力の落ちたお年寄りの中には、手すりがないと階段を上がれない人がいることにも気づきました。また、災害時にはエレベーターを利用できないため、他の人より命の危険が高まることも考えさせられました。 

 イメージ2では誰が除外されていますか。視覚に不自由のある方だけでなく、視力が低下したお年寄りは文字が読みづらい場合があります。また、日本語を読めない外国人も、緊急時に火災報知器を作動させられない可能性があります。

 この研修を通して、様々な立場から社会を体験し、あらゆる場面で一部の人々にとって「目に見えない障壁」が存在していることを実感しました。これからは「誰がこの環境から除外されているか」を考えながら、誰もが安心して暮らせる社会づくりに関わっていきたいと思います。

階段と火災報知器

ユニバーサルデザイン研修

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〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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