誰にとっての合理性【寄稿日:令和8年2月19日】
NPO法人清水障害者サポートセンターそら 理事長 山本 忠広 氏
近年、ユニバーサルデザインやバリアフリーが浸透してきており、障がい者であっても生活しやすい環境が整ってきつつあります。
しかしながらその反面、人手不足の影響もあり、あらゆるところでデジタル化・IT化・極端な合理化も進んでいると感じます。例えば、駅の無人化。車いすユーザーが利用する場合には前もって乗車するための連絡を入れなければならないなど、電車に乗りたいとき、すぐに乗れない不便さがあります。その他にもお店のセルフレジ、セルフのガソリンスタンドなど、店員にお願いしなければできないことは声掛けに気を遣います。以前はドライブスルーを利用していた牛丼のチェーン店も、車からマイクに向かって注文していたものがタッチパネルの操作で注文するようになっていました。店舗の合理化には必要なことかもしれませんが、タッチパネルが操作できない私たち(操作が苦手な高齢者も)にとっては、利便性が下がってしまっているような気さえします。
どの職種も人手不足で対人によるコミュニケーションを取りながらの運営は難しいと思いますが、SDGsの理念を象徴するフレーズでもある「誰一人取り残されることのない社会」のために、あらゆる方々へ合理的な配慮ができる社会であってほしいと思います。
※添付の写真は、横浜市のショッピングモールにあるフードコートのもので、車椅子ユーザーの場合、席の確保と案内までしていただけます。


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