バスのバリアフリー化と高齢者のバス利用【寄稿日:令和8年2月19日】

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ページID1079753  更新日 2026年2月19日

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公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団(エコモ財団)バリアフリー推進部 竹島恵子 氏

低床で段差が少ないノンステップバスの導入、手すりや優先席、次に停車するバス停名や運賃を案内する車内表示の設置など、様々な視点からバリアフリー化が進んできたバスは、高齢者や障害者も利用できる公共交通機関として地域の移動を支えています。近年では、全国的に高齢者の利用割合が増えており、日中の時間帯は利用者のほとんどが高齢者という状況も珍しくありません。

高齢者は、筋力の低下などによって少しの揺れでもバランスを崩して転倒しやすく、バスの車内で発生している転倒事故の大半を高齢者が占めています。手すりを掴んでいても踏ん張りがきかずに転倒してしまうケースも報告されています。

高齢者の転倒事故は主にバスの“発進時”と“停車前”に発生し、特に“停車前”の事故は、高齢者が自身の移動に時間がかかることに不安を感じ「周りの乗客に迷惑をかけたくない」という思いから、バスが停車する前に席を立って動き出してしまって転倒するものが多いと言われています。

今後ますます利用が増えることが見込まれる高齢者の安全な利用環境を整えていくためには、交通事業者が取り組んでいる車両や設備の改善、「バスが停止してから席を立つこと」を促すための啓発活動に加えて、高齢者が焦ることなく安心して利用できる車内の雰囲気づくりや新たな仕組みづくりに、交通事業者と利用者が一体となって取り組んでいくことが大切だと考えます。

バス車内の啓発ポスターの一例(西武バス株式会社)

バス車内の啓発ポスターの一例(西武バス株式会社)

バス車内の掲示の一例(東京都交通局)

バス車内の掲示の一例(東京都交通局)

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