平成30年度 男女共同参画社会づくりに関する知事褒賞受賞者紹介

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ページID1013709  更新日 2023年1月11日

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男女共同参画社会づくり活動に関する知事褒賞受賞者の紹介

静岡県では「静岡県男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画の推進に関する取組を積極的に行っている個人・団体・宣言事業所の皆さんや、チャレンジした女性個人・女性団体を表彰しています。選考委員会による選考の結果、本年度の受賞者を次のとおり決定しました。(部門ごとに記載、敬称省略)

写真:H30知事褒賞

【個人の部】2件

佐野 敦子(森町)有限会社佐野ファーム 専務取締役

静岡県農業法人協会の唯一の女性役員として、県内農業法人の経営改善の取組に貢献するとともに、人材確保事業(アグリ・ワーク・プロジェクト)のリーダーとして、大学への出前講座など若者等に対する農業の理解促進活動に取り組んでおり、女性の参画が進んでいない農業法人経営の分野で社会に影響を与えている。

村松 千恵子(富士市)村松電機株式会社 総務、元県商工会女性部連合会会長、元富士市商工会女性部部長

  • 電気工事会社の取締役として会社経営に携わるとともに、静岡県商工会女性部連合会会長、富士市商工会女性部長を歴任している。氏がリーダーを務める商工会女性部が女性の視点を活かして地元食材を使った新商品(米粉麺)を開発・提供し、地域振興に貢献するなど、産業経済界における男女共同参画と女性活躍を牽引し、広く社会に影響を与えている。
  • 国際ソロプチミスト富士のメンバーとして、女性・女児の人権擁護活動に積極的に取り組み、高校生向けのDV防止啓発講座開催等、男女共同参画の視点を取り入れた実践的な取組を推進している。

【団体の部】2件

特定非営利活動法人 御前崎災害支援ネットワーク(御前崎市)構成人員27人(女性9人、男性18人)<法人13法人>

  • 平成19年度から災害に強いまちづくりを目指して活動している団体で、自主防災組織の調査結果から女性が避難所の運営等に参画できていないことを知り、男女双方の視点を取り入れた研修会や講座を実施し、防災の分野における男女共同参画の視点を取り入れた取組を推進し、男女の固定的役割分担意識の是正に貢献している。
  • 女性の参画が稀である防災の分野に参画し、過去5年で200人を上回る女性リーダーを養成する等、大きな影響を与えている。

一般社団法人 静岡県助産師会(磐田市)構成人員245人(女性245人)

  • 小学生を対象に、生命の誕生から出産までの大切さを教える出前講座を実施し、男女の体や性の違いについての教育を通して、固定的役割分担意識の是正や男女共同参画社会づくりに貢献している。
  • 東日本大地震・熊本震災等で、避難所で乳児や小さい子供を持つ母親が過ごしづらかったという状況を受け、災害時支援助産師養成講座の実施や県・市と災害時母子支援協定を締結する等、助産師としての専門性を活かし、防災の分野における地域課題の解決に向けた実践的な取組を推進している。

【宣言事業所の部】3件

石川タクシー富士株式会社(運輸業)(富士市)従業員86人(女性15人、男性71人)

  • 女性が少ないタクシー業界において、利用者評価が高い女性ドライバーを積極的に採用し、女性ドライバー比率が20%と全国平均の2.7%を大きく上回っており、女性の社会参画に貢献している。
  • 24時間営業の廃止や休日勤務シフトの柔軟化など、個人のライフスタイルに合わせた勤務体系の整備によるワーク・ライフ・バランスの推進や防犯システムの導入等、女性が働きやすい環境整備を積極的に取り組んでいる。
  • シングルマザーなど就労に制約のある求職者に対しては、勤務時間や休日取得など自由度の高い働き方を提示するとともに、積極的に採用している。

ヒューマンウェア株式会社 静岡事業所(サービス業)(静岡市葵区)従業員86人(女性13人、男性73人)

  • 「女性の採用促進」や「女性が働きやすい環境整備や制度」について、企画・提案を行う女性交流会を開催し、女性の意見を積極的に取り入れ、働く女性のための環境整備に積極的に取り組んでいる。
  • 法定を上回る育児・介護休業や子の看護休暇、介護休暇などの整備等、仕事と家庭の両立ができる職場環境づくりを進めている。

米久株式会社(製造業)(沼津市)従業員1,333人(女性473人、男性860人)

  • 女性活躍推進法に基づき、管理職(課長以上)に占める女性割合の向上を行動計画に明記し、女性管理職候補を対象とした女性活躍推進研修等の取組を推進することで、近年、管理職への登用を増やし、女性の社会参画に貢献している。
  • 育児休業、介護休業制度等法律を上回る制度を導入、年次有給休暇の取得促進等ワーク・ライフ・バランスの推進に貢献している。
  • 育児休暇取得者に対し、会社で費用負担する通信講座の利用促進、社内報などの社内情報発信をするとともに、在宅勤務制度の運用など、職場復帰に向けた環境整備を進めている。

【チャレンジの部】4件

i&farm(藤枝市)構成人員8人(女性8人)

女性の進出・活躍が少ない農業法人経営の分野において、大学と連携して、地域資源である温泉を活かした高糖度の「温泉トマト」の栽培に成功し、温泉のPRと地域野菜のブランド化を図った異業種連携のチャレンジである。

一般社団法人 いちご(清水町)構成人員4人(女性4人)

「子育てで忙しいママたちが一度に色々なお店のパンを買える機会があったらいいな」という思いから、地域企業や商店街経営者と「ぬまづパンまるしぇ」を協働で開催し、1万人もの人が集まるイベントとして成功を収めていることは、まちの賑わいを創出した女性のチャレンジの好事例となっている。

服部 芙志乃(焼津市)株式会社はの字食品取締役

取締役を務める練り製品の老舗株式会社はの字食品において、女性の視点やこれまでにない斬新なアイディアを活かし、未利用魚をスナック菓子に加工したり、オリーブオイルを使用した新商品を開発し、成功を収めている。また、社内に働き方改革のチームを立ち上げ、「休暇制度の改善」等の職場環境の整備も進めるなど、女性の参画が進みにくい水産業界の企画・経営の分野で先進的な活躍をしている。

株式会社 山崎製作所(静岡市清水区)従業員24人(女性5人、男性19人)

  • 女性が少ない板金業界において、社長である山崎かおり氏を筆頭に、女性社員が中心となってステンレス製ヘアアクセサリやインテリアなど新商品の企画・開発にチャレンジしている。
  • 長年培った板金技術で和をモチーフにして開発した「かんざし」は、首都圏や海外にまで販路を拡大しており、チャレンジの結果、成功を収めている。

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファクス番号:054-221-2941
danjyo@pref.shizuoka.lg.jp