令和5年度男女共同参画社会づくりに関する知事褒賞受賞者紹介

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ページID1055419  更新日 2023年8月4日

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静岡県では「静岡県男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画の推進に関する取組を積極的に行っている個人・団体、女性の活躍を推進する事業所や、チャレンジした女性(個人、団体)を表彰しています。選考委員会による選考の結果、本年度の受賞者を次のとおり決定しました。(部門ごとに記載、敬称略)

写真:R5集合写真

男女共同参画推進の部(個人)1件

白井 千晶(東京都)国立大学法人静岡大学 人文社会科学部教授

  • 静岡大学人文社会科学部教授として、ジェンダーに関する教育・研究を行う傍ら、学外の方も参加できる勉強会や講演会の開催により、困難女性の支援やジェンダー平等に尽力している。
  • また、地域団体が実施したコロナ禍における子育て中の男女や妊娠中の女性を対象とした実態調査の分析や監修に関わるなど、民間団体や行政等と幅広く連携して男女共同参画社会に向けて活動している。

男女共同参画推進の部(団体)1件

特定非営利活動法人Woman'sサポート (沼津市)構成人員 30人 (うち女性 30人)

  • 多くの団体が実施している起業支援は、担当者が男性であったり、助言が男性目線であるなど、就業経験が乏しい女性にとって敷居が高いものとなっているが、支援の担当者に女性を配置するなど、既存の支援団体に相談する前段階の女性の起業サポートに注力するとともに、先輩起業家による座談会などをとおし、起業・社会進出に興味がある女性のきっかけの場、交流する場を提供している。
  • 沼津市と連携し、起業する女性の社会進出をサポートするためのセミナーを運営し、起業につなげている。

女性の活躍推進事業所の部 5件

株式会社愛ノ宮(児童福祉・情報通信業)(浜松市浜北区)従業員78人(うち女性73人)

  • 女性が活躍できる環境づくりを目指し、企業主導型保育園を運営。子育て中の女性保育士の従業員が多い中、保育士が担っていた保育園の運営事務を事務担当が専任で担ったり、園児の登園管理等をICT 化することで、保育士にありがちな持ち帰り仕事が原則廃止され、従業員のワーク・ライフ・バランスにつながっている。
  • 業務を助けてもらった相手に対して感謝の気持ちを伝える「ありがとうの木」活動を会社創設時から実施。感謝された数は勤務評価の対象となり、自身の行動が会社に評価されることにより、従業員の業務意欲の向上につながっている。

FDK株式会社湖西工場(製造業)(湖西市)従業員345人(うち女性50人)

  • 湖西工場が企画した女性活躍に関するセミナーや講演会等について、本社や他の拠点にも情報提供し、参加できるような体制を整え、会社全体に男女共同参画の取組を波及させている。
  • 全社で実施されている次世代リーダー研修に女性社員の参加を促進し、女性の管理職・監督職への登用の増加につながっている。

株式会社オートサービス湖西(自動車小売業)(湖西市)従業員105人(うち女性27人)

  • 男性中心の自動車小売業界にあって、事業場管理責任者の女性の積極的な登用や、女性も活躍できる職場であるということがアピールできるように求人票の記載を工夫した結果、女性社員の採用及び職域拡大に結びついている。
  • 働き方に合わせた柔軟な勤務制度の導入など、職場環境改善の取組により、仕事と家庭との両立を理由とした離職ゼロにつながった。

株式会社セイセイサーバー(ビルメンテナンス業)(静岡市清水区)従業員340人(うち女性221人)

  • 2019 年に現場従業員にとって働きやすい環境を整え、離職率を下げるための方策を検討・実行するため、女性従業員による「セイセイガールズプロジェクト」を発足。業界や会社の慣例にとらわれないアイデアの提案や従業員の意見を広く募るためアンケートを実施している。
  • 2021年5月に、ビルメンテナンス企業において県内初の「えるぼし※(認定段階3)」の認定を受けた。
    ※えるぼし認定…女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を厚生労働省が認定する制度。認定段階は3段階あり、5つ全ての基準を満たすと認定段階3となる。

袋井商工会議所(地域総合経済団体)(袋井市)従業員15人(うち女性6人)

  • 2019 年に女性副会頭として豊田浩子氏が就任し、2022 年11 月、県内の商工会議所初の女性会頭に就任。全国の商工会議所の中で、正副会頭に女性が就任しているのは袋井商工会議所のみである。
  • 女性管理職割合が40%と高く、市内中小企業等の模範となるよう、男女間の賃金格差の是正に取り組んでいる。

チャレンジの部 3件

大箸千賀子(磐田市)農業(露地野菜、施設野菜)

  • 2014 年に数少ない女性の農業委員に就任
  • 農業委員を3期務め、2020 年には県内初の女性農業委員会会長に就任し、女性の農業参画の意識醸成に貢献している。

特定非営利活動法人ヒト・マチ・プロジェクト(静岡市清水区)構成員21人(うち女性16人)

  • 2019 年12 月に、静岡市清水区折戸の古民家に、子育て中の女性をはじめとした地域住民の交流拠点「SOY ハウス」を開設。
  • SOY ハウス内に設置したカフェを通じ、子育て中のママの雇用、子育て中のママの視点での食材選び・メニュー考案、地域交流イベントの企画・主催など、女性が活躍できる社会の実現及び地域振興に注力している。

有限会社 山精水産(御前崎市)従業員9人(うち女性6人)

  • 経営への女性参画が少ない水産加工業界において、女性取締役清水一秀(かずほ)氏をを登用し、女性従業員が商品開発や販売戦略などの方針決定に積極的に参画している。
  • これまで職人技として男性の作業としていた技術を女性従業員が習得するなど、商品開発を中心に女性活躍の場が広がっている。

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファクス番号:054-221-2941
danjyo@pref.shizuoka.lg.jp