令和3年度 男女共同参画社会づくりに関する知事褒賞受賞者紹介

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ページID1013785  更新日 2023年1月11日

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静岡県では「静岡県男女共同参画推進条例」に基づき、男女共同参画の推進に関する取組を積極的に行っている個人・団体、女性の活躍を推進する事業所や、チャレンジした女性(個人、団体)を表彰しています。選考委員会による選考の結果、本年度の受賞者を次のとおり決定しました。(部門ごとに記載、敬称略)

写真:令和3年の受賞者

【男女共同参画推進の部】2件

國井良子(浜松市南区)・・・ねっとわぁく編集長

  • 県男女共同参画センター情報誌「ねっとわぁく」の編集長として、課題となっている若年層の性教育やLGBTをテーマとして取り上げるなど、男女共同参画の推進に向けて、広く県民に情報発信
  • 浜松TG(トランスジェンダー)研究会の一員として、当事者等との交流会の運営に携わり、当事者や家族のサポートを行っている。(自身も浜松市のパートナーシップ宣誓制度を利用し、第1号として宣誓式に参加するなど、制度の周知や性の多様性の理解促進に貢献)
  • ふじのくに防災士としての認定を受け、地域の高齢者施設で防災講座を実施。高齢者の津波避難、男女共同参画の視点からの避難所運営などを講義

後藤美南子(河津町)・・・農業

  • 1993年に、「伊豆ばら園」を開業し、花きの生産、加工、販売など地域に先駆けて6次産業化に取り組む。
  • フラワーアレンジメントの高い技術と地域への普及活動が評価され、1994年に賀茂地域で初めて、農村漁村ときめき女性に「わざあり」で認定
  • 地域社会からの信頼が厚く、河津町で女性初の農業委員を務めるほか、静岡県農業会議常設審議委員会委員、静岡県国土利用計画審議会委員、静岡県都市計画審議会委員、静岡県建設業審議会委員等の要職を歴任

【女性の活躍推進事業所の部】3件

株式会社ソフトウェアプロダクツ(情報通信業)(浜松市東区)構成人員48人(うち女性13人)

  • 従業員が会社に入ってよかったと思えるよう、「惚れる会社になる」ための10の作戦(女性活躍推進、健康経営、メンター制度等)を実施
  • 経営層と一緒に企画する「オレンジプロジェクト」では、全6名のうち半数が女性であり、人事制度や休暇制度の見直しを提案
  • 経営トップが、女性活躍に向けた「行動計画」を社員に周知し、女性の参画を積極的にサポート(長時間労働=高い評価という固定観念を変える等)

「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」ブライト500認定(2021年)
「えるぼし(3つ星)」認定(2020年)
「平成30年度静岡県働き方改革アワード(ユニークな取組奨励部門賞)」受賞
「平成29年度健康づくり活動に関する知事褒賞」受賞
「ユースエール」認定(2018年~)

株式会社丸紅(建設業)(島田市)・・・従業員59人(うち女性16人)

  • 女性社員のみで構成される総務部を、会社の基幹部門として位置づけ、マネジメントや各部の指導的役割までを社長及び部長と共に担っている。
  • 女性の役職登用に積極的(女性役員及び管理職割合:2018年36%→2020年40%)
  • 土木技術職の新卒女性には、総務部の若手女性をメンターとして任命するなど配慮している。
  • 職場環境や制度改善に向けて、年に1回以上、若手社員を対象としたヒアリングを行い、キャリアコンサルタントによるキャリア研修や個人面談も実施
  • ICT技術の積極的導入により、女性から若手男性社員など、経験の浅い社員による効率的な作業を実現

「えるぼし(2つ星)」認定(2019年)

三島信用金庫(金融・保険業)(長泉町)・・・従業員758人(うち女性378人)(嘱託、パート含む)

  • 女性活躍推進法以前より、ポジティブアクション計画を策定。継続的な取組を実施し、女性職員の職域が拡大(管理・監督職の女性が増加)
  • 入庫3年間に、事務、融資、渉外の全業務を経験するジョブローテーションを実施。性別にかかわらず、一人ひとりの能力を発揮することのできる職員を育成
  • 社内報(ダイバーシティ通信)で、様々に活躍する女性を取材し、発信。取材された側も、自身の取組を知ってもらうことになり、モチベーションが向上
  • 男女共に育児休業取得率100%

「えるぼし(3つ星)」認定(2018年)
「プラチナくるみん」認定(2016年)
均等・両立推進企業表彰「均等推進企業部門静岡労働局長優良賞」受賞(2014年)

【チャレンジの部】3件

株式会社岩清(焼津市)・・・従業員11人(うち女性4人)

  • 現社長の子3人(女2人、男1人)が、経営の中心を担っており、女性の経営者が少ない水産加工業において、現取締役の姉・岩崎智子氏が事業承継予定
  • 姉妹ともに、外資系企業の勤務経験を活かし、新商品開発に意欲的に取り組んでいる。
  • 静岡県水産・海洋技術研究所との共同研究による「鯖発酵エキス」の実用化に成功
  • 第16回静岡県水産加工品総合品評会(2020年)において、「塩さば(青切り)」が農林水産大臣賞を受賞
  • ハラール食に対応した「鯖ラーメン」が、ふじのくに新商品セレクション金賞を受賞、ドバイGulfood出展(2019年)、Gulfood出展(2020年)に出展。農林水産省・BSフジ主催のdebutantenewselectionofjapanfoodsに選出。フランス・ベトナムにも輸出開始

特定非営利活動法人母力向上委員会(富士宮市)・・・構成員51人(うち女性50人)

  • 孤立感を覚えがちな母親の居場所として、妊娠・出産・子育てや女性活躍に関する講座等を開催
  • 2017年から、女性創業者新事業(市委託事業)を継続開催し、創業を働き方の選択肢の一つとして提示し、女性創業者を多数輩出している。
  • 地元の子育て情報などを会員限定で発信する「Fcomo(エフコモ)」を開設。インスタグラムで悩み相談を行うなど、子育てに寄り添う活動を行っている。
  • 「ふじのみやベビーステーション事業(市委託事業)」では、平成26年度に「第9回企業・NPO協働アイデアコンテスト」最優秀賞を受賞、これを契機に、富士宮市とコンビニ大手4社が協定を締結し、市内の9割近くのコンビニをベビーステーションに認定
  • 子育て中の母親が、富士宮市の魅力等を発信する「ハハラッチ事業(市委託事業)」では、2020年度までの5年間で34人のライターを育成。総閲覧数76万ビュー超

加茂博子(浜松市西区)

  • 介護や子育てを乗り越え、持ち前のチャレンジ精神でエコ・ファーマーに認定され、ブランド米「やら米か」の立ち上げに尽力、浜松市を代表する水稲農家の経営者
  • 地域活性化プロジェクト「らびりんすゆうとう」代表として、地域文化の継承や地域活性化に貢献
  • 「子どもたちが将来地域を誇らしく思い、いつでも戻ってこられる地域になること」を目標に、イベント(稲作体験、竹の子堀り体験等)を継続的に開催
  • 約50年前に途絶えた伝統行事「すココン祭」を復活し、田んぼアートと併せてPR
  • 地元住民有志で古き良き文化を後世に継承しながら、地域内の新旧住民の結びつきを強め、地域活性化につなげる様々な活動が評価され、「ふじのくに美しく品格のある邑連合奨励賞」を受賞

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファクス番号:054-221-2941
danjyo@pref.shizuoka.lg.jp