平成28年地価公示結果

ページID1029765　更新日 2023年1月11日

1　概要

注　本データは国土交通省土地鑑定委員会が作成した資料に基づき、静岡県内の656地点についてまとめたものである。

(1)県全体の平均価格、平均変動率(単位：円/平方メートル、%)

用途	平成28年平均価格	平成28年調査地点数（継続地点数）	平成28年平均変動率	平成27年平均変動率
住宅地	73,400	463（435）	-0.9	-0.9
宅地見込地	-	-	-	-
商業地	146,900	155（150）	-0.7	-0.8
工業地	51,500	38（37）	-1.2	-1.1

平均変動率は、住宅地-0.9%（地方圏-1.0％、全国-0.2%）、商業地-0.7%（地方圏-1.3％、全国+0.9%）、工業地-1.2%（地方圏-1.2％、全国0.0%）と、昨年に続きすべての用途で下落となったが、住宅地及び商業地の下落幅はやや縮小した。（住宅地の平均変動率：H28 -0.879、H27 -0.905）

住宅地及び商業地の平均変動率は、ともに8年連続で下落した。

昭和62年を100とした指数は、住宅地が86、商業地が49である。

(2)平均変動率の市町順位（全用途）＊市町名右の（）内は継続地点数

上位（全用途）
順位	市町名（継続地点数）	平均変動率(%)
1	長泉町（6）	+0.4
2	三島市（18）	+0.3
3	浜松市（127）	0.0
4	清水町（5）	-0.1
5	藤枝市（21）	-0.1

下位（全用途）
順位	市町名（継続地点数）	平均変動率(%)
1	牧之原市（6）	-4.2
2	焼津市（22）	-3.3
3	伊豆市（6）	-3.0
4	吉田町（3）	-2.9
5	河津町（3）	-2.1

（注1）同じ変動率で順位が異なるのは、小数点第2位以下の四捨五入によるもの
（注2）県内32市町。なお、松崎町、西伊豆町及び川根本町には、地価公示標準地が設定されていない。

上昇地点は住宅地が91地点（前年103）、商業地が43地点（前年42）、工業地が7地点（前年7）、横ばい地点（変動率0.0％）は住宅地が93地点（前年82）、商業地が29地点（前年30）、工業地が8地点（前年8）、下落地点は住宅地が251地点（前年248）、商業地が78地点（前年75）、工業地が22地点（前年22）であった。

継続調査地点数は、住宅地435地点、商業地150地点、工業地37地点

変動率上位は、首都圏への通勤圏として人気が高いJR三島駅に近い長泉町、三島市、清水町と、中心市街地の投資需要が増加した浜松市、及び駅周辺の再開発が進む藤枝市となった。

変動率下位は、ほとんどが沿岸部に標準地を抱える市町となった。依然として津波懸念による沿岸部回避傾向が継続しているほか、人口減による過疎化の影響が下落に拍車を掛けている。

(3)市町別最高価格地点の順位(単位：円/平方メートル、％）

住宅地
順位	市町名（標準地番号）	価格	変動率
1	浜松市（浜松中-24）	255,000	+1.6
2	静岡市（葵-2）	249,000	+0.8
3	三島市（三島-5）	155,000	+0.6
4	沼津市（沼津-2）	138,000	0.0
5	長泉町（長泉-5）	133,000	+0.8

商業地
順位	市町名（標準地番号）	価格	変動率
1	静岡市（葵5-1）	1,420,000	+1.4
2	浜松市（浜松中5-1）	598,000	+0.8
3	沼津市（沼津5-1）	317,000	-4.8
4	三島市（三島5-1）	305,000	+1.7
5	御殿場市（御殿場5-3）	147,000	-0.7

住宅地1位の「浜松中-24」はマンション用地で4年連続、2位の「葵-2」は戸建住宅用地1位で29年連続、商業地1位の「葵5-1」は34年連続。

住宅地、商業地とも5位までの順位は昨年と同じである。