「森林との共生」によるカーボンニュートラルの実現

森林由来のJ－クレジット創出に向けて

J-クレジットは、「省エネルギー設備の導入」「再生可能エネルギーの導入」「適切な森林管理」等の取組による、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を「クレジット」として国が認証する制度です。

このうち、森林由来のJ-クレジットは、森林経営の新たな収入源として、適切な森林整備を進める手段となるとともに、カーボンニュートラルの実現にも貢献するものです。

静岡県では、森林由来のJ-クレジットの創出拡大に取り組んでいます。

県営林におけるクレジット創出の取組

県では、森林由来のJ-クレジットの活用促進を図るため、県営林でのモデル取得に取り組んでいます。

令和5年度に下田市の稲梓県営林において、J－クレジットのプロジェクト登録を行いました。

登録にあたって得たノウハウは、実務講座などを通して県内の林業関係者等と共有しています。

概要

登録箇所	稲梓県営林（下田市須原ほか）
登録面積	543.67ha（施業等141.93ha）
方法論	FO－001（森林経営活動）
認証対象期間	2023.4.1から2031.3.31まで（8年間）
吸収量見込み	4,764t-CO2（8年間）

静岡県内における森林由来のJ－クレジットの登録状況

静岡県内の森林において、J－クレジット制度のプロジェクト登録が進んでいます。

県内のプロジェクト登録状況

実施箇所	プロジェクト実施者
富士市内	日本製紙株式会社
小山町内	小山町
浜松市内	株式会社江間忠ホールディングス
浜松市内	有限会社天竜フォレスター
浜松市、森町内	株式会社平野興産
藤枝市内	渡辺林業株式会社
静岡市内	十山株式会社
御殿場市内	御殿場市
下田市内	静岡県
小山町内	株式会社北田木材
裾野市内	株式会社かたばみ

※令和6年6月6日時点

J－クレジット制度の活用促進に向けた取組

セミナーや交流会などの開催

制度の理解促進や機運醸成を目的としたセミナー、創出者向け実務講座、創出者と購入者をつなぐ交流会を開催しました。

静岡県内における森林由来のJ－クレジット創出拡大に向けた資料

静岡県森林収穫マスタ・地位指数曲線

• 静岡県森林収穫マスタ （PDF 236.9KB）
• 地位指数曲線（スギ・ヒノキ、長伐期対応） （Excel 278.5KB）
  各資料は、静岡県内で森林管理プロジェクトの登録等を目指す方に向けた補助資料であり、県がプロジェクト登録の担保や責任を負うものではありません。
• J-クレジット制度登録申請事業費補助金の紹介
• 「VIRTUAL SHIZUOKA」（3次元点群データ関連）