暮らしに役立つ生活情報誌「くらしのめ」76号 2020年2月発行
今回の登場人物
もしかしたら自分が思うよりもだまされやすいのかも!?あなたは大丈夫?だまされやすさ心理チェック
商品やサービスの勧誘を受けても「自分だけは大丈夫。必要なければ断れる。」と思っていませんか?しかし、どんな人でも消費者被害に遭う可能性があります。なぜなら、悪質事業者は次々と新たな手法を用いて巧みに消費者を狙っているからです。被害に遭わないようにするために、まず自分自身の性格や考え方の傾向を把握しておくことが大切です。次のチェックシートに答えてみましょう。
1点 ほとんど当てはまらない
2点 あまり当てはまらない
3点 どちらとも言えない
4点 やや当てはまる
5点 とても当てはまる
- 拝まれるようにお願いされると弱い…□点
- おだてに乗りやすい…□点
- 自信たっぷりに言われると納得してしまう…□点
- 見かけの良い人だとつい信じてしまう…□点
- 素敵な異性からの誘いだと断れない…□点
- マスコミで取り上げられた商品はすぐに試したくなる…□点
- 好きな有名人が勧める商品は買いたくなってしまう…□点
- 新しいダイエット法や美容法にはすぐにとびつく…□点
- 専門家や肩書きがすごい人の意見には従ってしまう…□点
- 無料だったり返金保証があるならいろいろ試してみたい…□点
- 資格や能力アップにはお金を惜しまない…□点
- 良いと思った募金にはすぐ応じている…□点
- 欲しいものは多少のリスクがあっても手に入れる…□点
- どんな相手からの電話でも最後まで聞く…□点
- 試着や試飲をしたために、つい買ってしまったことがある…□点
1.~15.の各点数を、右の合計欄に合算してください!
合計 点
合計点から分かる、あなたの《危険度》
上部のチェックシートは、勧誘を受けたときに購入・契約をしやすい「リスキーな心理傾向」の度合いを診断するもので、点数が高くなるほど「リスキーな心理傾向」が強い人と言えます。
合計点が高かった方は、自分が「勧誘を受けると購入・契約をしやすい」性格であることを認識し、勧誘を受けた際には十分に注意することが必要です。一方、合計点が低くても「自分は絶対に大丈夫」ということではありません。30点未満の人でも契約してしまう可能性は25%もあります。油断は禁物ですので、注意しましょう。
新しい手口やインターネット関連の事例が増加中!こんなトラブルに気をつけて!最近多い消費者トラブル
ケース1 「モノなしマルチ」に注意して!
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で知り合った人からFX投資のグループに誘われ、「入会金で50万円かかるがすぐに元が取れる。誰かを勧誘すれば1人につき10万円の紹介料が貰える」と言われたため、入会した。後日、会社の実態や仕組みがよく分からず、誰も勧誘できなかったため、「やっぱりやめたい。お金を返して欲しい」とSNSで連絡をしたが、相手から連絡が来ない。
事前チェックポイント
実態や仕組みが分からないものは契約しない!
「人を紹介すれば報酬を得られる」といった説明をうのみにせず、事業者の所在地や連絡先・仕組みがよく分からない場合には、契約しないようにしましょう。
安易にクレジットカードでの高額決済をしない!
「お金がない」と断っても、事業者にクレジットカードでの決済や、借金をしてお金を用意するよう勧められるケースがあります。断るときは、「契約しません」とハッキリ伝えましょう。
ケース2 偽のSMSから、あなたの個人情報が盗まれる!?
携帯電話会社の名前で、【スマートフォンの利用料金が高額になっています。下記のURLから確認してください。】とSMS(ショートメッセージサービス)に連絡があったので、URLへアクセスし、自分のID・パスワードを入力した。その後、通販サイトで決済されたというメールが携帯電話会社から次々に届き、キャリア決済※で約15万円が不正利用されたことがわかった。
事前チェックポイント
携帯電話会社の電話窓口やホームページで、正式な情報か確認する
SMS・メールに記載されたURLには安易にアクセスせず、自分で調べた携帯電話会社の電話窓口やホームページなどからSMS・メールの内容やサイトが正式なものであるかどうかを確認しましょう。
日頃からの対策で被害を防止
- キャリア決済の限度額を必要最低限に設定する
- 携帯電話会社やセキュリティソフトなどから提供される迷惑SMS・メールの対策サービスを活用する
- ID・パスワードは使い回さない
ケース3 パソコン画面に表示された「ウイルス感染」はニセモノ??
パソコンでインターネットを使用中に、突然「ウイルスに感染している」などの警告画面が表示された。慌てて画面に表示されている電話番号に連絡したところ、事業者から「今すぐ対応しないと危険」と言われ、セキュリティソフトやサポートの契約をさせられてしまった。しかし、実際は偽の警告画面であり、必要のない契約であった。
事前チェックポイント
慌てて連絡や契約をしない!
警告画面が表示されても、慌てて事業者に連絡したりセキュリティソフトの契約をしたりせず、一度画面を再起動してみましょう。
情報セキュリティ安心相談窓口のHPは、以下のリンクをチェック!
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のHPを参考にしたり、情報セキュリティ安心相談窓口(03-5978-7509)へ相談してみましょう。
お住まいの地域の消費生活相談窓口へおつなぎいたします。
消費生活相談窓口のご案内
※お住まいの地域の郵便番号の入力が必要です。※通話料がかかります。
- 条件によっては相談窓口につながらない場合があります。この場合、ガイダンスなどにより受付時間や連絡先をご案内します。
- PHS、IP電話、プリペイド式携帯電話からはご利用できません。
県の消費生活相談窓口
平日9時00分~16時00分 土日祝日及び年末年始は受け付けておりません。
- 東部県民生活センター 電話:055-952-2299
- 中部県民生活センター 電話:054-202-6006
- 西部県民生活センター 電話:053-452-2299
相談する前に知っておいていただきたいこと
原則として、ご本人からお電話ください
トラブルの詳細をお聞きします。トラブルに遭ったご本人が認知症や病気などで電話することが難しい場合は、介護や見守りをしている方からの相談も受け付けますのでお申し出ください。
相談電話をする前に、契約関係の書類をご用意ください
相談の電話をかける前に、あらかじめ状況を整理して伝えられるようにしておくと効率的です。約款・契約書・きっかけとなった広告やパンフレットなどの関係書類をできるだけ集めておいてください。インターネットが関係した案件では、その画面やURLなども(保存してあれば)プリントアウトして用意しておいてください。
しかし、案件によっては1日でも早い対応が有効な場合もあります。心配なときは、まずはお電話ください。
相談者の情報をお尋ねします
相談受付時には、相談者の方に氏名・住所(市区町村まで)・電話番号・性別・年齢・職業などの個人情報をお聞きします。個人情報をお聞きする理由は、相談者・相談内容を信用するため、相談後に追加の情報をお伝えするため、今後の消費者トラブルの救済や未然防止・行政施策に役立てるためです。
プラス・エシカル 未来にいいこと自分にいいこと
日常生活に何か一つエシカルの要素を「プラス」すれば、世界が、未来が少し良くなるかも。そして自分自身が少し幸せになる。エシカルを知っている人も、知らない人も、ぜひご覧ください。
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