暮らしに役立つ生活情報誌「くらしのめ」83号　2022.7発行

今回の登場人物

「簡単に稼げる」などとうたう怪しい副業・アルバイトのトラブルに注意！

インターネット広告やSNSで「簡単に稼げる」「気軽にはじめられる」と強調する怪しい副業・アルバイトに関するトラブルが全国の消費生活センターに寄せられています。
SNS等のインターネット上で知り合った相手から誘導されるケースも見られ、注意が必要です。

ここに注意！被害に遭わないためのポイントチェック

「簡単に稼げる」「気軽にはじめられる」と強調するインターネット広告やSNSの情報を安易に信じないようにしましょう。

インターネット上には、「相談にのるだけで報酬がもらえる」などとうたう副業や、「当選金を受け取ることができる」などのメール等をきっかけに消費者を誘導し、登録後にサービスの利用料金や手続き費用等として高額なお金を請求する「利益誘引型のサイト」が紛れている場合があるため、安易に登録しないようにしましょう。

「手数料」「登録料」を請求されたら注意しましょう。

怪しい副業・アルバイトでは、「報酬を得るために必要」などと言われ、登録料やサイト利用料等の様々な名目でお金を支払わされるという特徴があります。少しでも不審に思ったら、きっぱりと断るようにしましょう。

4月から、成年年齢が18歳に引き下げられました！

成年に達すると、クレジットカードや携帯電話などの契約を一人で結ぶことができるようになりますが、未成年者取消権が行使できなくなるため、悪質事業者のターゲットになる危険性が高まります。消費者被害に遭わないよう、消費者問題に関する基礎的な知識を付けておきましょう！

「光回線をアナログ回線に戻せば、料金が安くなる」という勧誘に注意！

インターネットの光回線の契約をしている消費者に対して、「アナログ回線（アナログ電話）
に戻せば、料金が安くなる。」などと勧誘し、手続き代行や生活サポートの定期契約の料金として
高額な請求をする「アナログ戻し」のトラブルが増えています。

ここに注意！被害に遭わないためのポイントチェック

事業者名と契約内容をしっかり確認しましょう。

大手通信会社やその代理店を名乗っていても、実際は関係のない事業者が勧誘している場合があります。また、光回線からアナログ回線に戻すことを勧誘のきっかけとして、実際には手続き代行やコンサルタント、サービス内容の詳細が不明な生活サポートなど、オプションサービスの契約になっているケースがあるため、しっかりと契約内容を確認しましょう。

必要のない契約はきっぱり断りましょう。

光回線をアナログ回線に戻すと利用料金が安くなる場合がありますが、消費者が知らないうちに、必要のないサービスの契約を結んでいる場合があります。勧誘を受けた際には、費用やサービス内容、解約条件などを確認し、必要がない場合はきっぱり断りましょう。

くらしに役立つ金融経済情報の提供

静岡県金融広報委員会は、基礎的な金融経済、年金、税金などくらしに役立つ情報を、中立・公正な立場からわかりやすく提供しています。
当委員会では、市町、公民館、サークル、学校、PTA、気の合ったグループ等各種団体で開催される学習会に、金融広報アドバイザーを講師として無料で派遣します。

学習会は、日中に限らず、お仕事が終わったあとでも開催することができます。

静岡県金融広報委員会とは・・・
静岡県、財務省東海財務局静岡財務事務所、日本銀行静岡支店をはじめ関係公的機関、県内の金融機関などを構成団体として、中立・公正な立場からくらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動を行っています。

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