危機管理部長室
危機管理部長兼危機管理監代理
森本 哲生
静岡県危機管理部長室へお越しいただき、ありがとうございます。
静岡県危機管理部長の森本 哲生(もりもと てつお)です。
どうぞよろしくお願いいたします。
危機管理部では、本県の総合計画実現に向けた基本方針「富国有徳の美しい“ふじのくに”の人づくり、富づくり」のもと、南海トラフ地震や風水害などの危機事案から、県民の皆様の生命や財産を守り、安全・安心をお届けすることを目指して、「命を守る安全な地域づくり」に取り組んでいます。
東日本大震災から早いもので12年、本県では、この震災の教訓を踏まえ、南海トラフ地震等の第4次地震被害想定に基づき策定した「地震・津波対策アクションプログラム2013」が、この3月で10年の実施期間を終了いたしました。
防潮堤や津波避難施設、避難所等の整備のほか、避難訓練などの自主防災活動や防災資機材の備蓄など、県民の皆様の御協力や市町や関係機関等との連携のもと、ハード・ソフトの両面で取組が推進され、令和元年度末時点で、想定犠牲者を7割減らす効果があったと試算されております。
この4月からは、新たに「地震・津波対策アクションプログラム2023」が始まりました。令和7年度までに、想定犠牲者を9割減らす目標を掲げ、防災・減災対策を推進します。県民の皆様には、「わたしの避難計画」の作成、避難訓練等への参加を通じて、早期避難など災害時行動の確認をお願いいたします。また、近年の災害で顕在化した避難後の健康被害等の課題を踏まえ、避難時の生活環境の改善に取り組んでまいります。
県では、県民の皆様が自然災害の事象や防災の知識を気軽に学習できますよう、インターネット上に「静岡県デジタル地震防災センター」を開設しております。3DウォークスルーやVR映像などの最新デジタル技術を取り入れ、臨場感溢れる疑似体験ができますので、是非ご覧ください。
静岡県総合防災アプリ「静岡県防災」は、緊急防災情報の通知、現在位置の危険度確認、避難トレーニングのほか、避難所内での情報共有などの避難所運営支援機能を備え、年々使いやすく便利に拡張しております。令和4年度末までのダウンロード数は24万を超えており、スマートフォンをお持ちで、まだお使いでない県民の皆様には、是非一度御活用くださるようお願いします。
県では、地域の防災を支える人材養成にも継続して取り組んでいます。防災に関する知識や実践力を習得し、防災現場のリーダーとして活躍できる人材を「ふじのくに防災士」、「ふじのくに防災マイスター」等に、次世代の地域防災リーダーとして期待される県内の小・中・高校生を「ふじのくにジュニア防災士」に、それぞれ毎年認証し、地域防災力の強化を図っています。
県は、地震・津波、風水害、火山等の様々な災害から県民の生命・財産を守ることを県政の最優先課題と位置付けており、今後も、県民の皆様が安全で安心して暮らせる地域であり続けるよう、防災対策に全力で取り組んでまいります。
危機管理部長【トーク一覧】
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