静岡県教育委員会

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第5回移動教育委員会開催 県立浜松城北工業高等学校・浜松学芸高等学校(10月31日)

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ページID1078449  更新日 2025年12月1日

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 令和7年10月31日(金曜)本年度5回目の移動教育委員会を行いました。

県立浜松城北工業高等学校

 令和6年度に国の指定事業が終了となり、令和7~8年度の2年間で地域企業によるコンソーシアムの構築を進める等、「静岡型マイスター・ハイスクール」の自走化に向けた取組を視察し、意見交換を行いました。

授業および施設見学

 浜松城北工業高等学校は、ヤマハ発動機株式会社から人材の派遣やロボット等機材の提供を受け、地元企業や浜松市と連携しながらエコシステムを形成し、地域産業人材の育成に取り組んでいます。
 各科の授業においてロボティクスやデジタル技術に関する学習教材が導入され、専門性の高い授業が展開されていました。生徒同士で指導し合い、ヤマハ発動機株式会社から派遣された教員から助言を受けながら、熱心に学ぶ生徒の姿が見受けられました。

授業の様子1

授業の様子2

授業の様子3

意見交換

意見交換の様子

 マイスター・ハイスクール事業の指定を契機としてヤマハ発動機株式会社と良好な関係が構築され、地域に根差して社会で活躍する人材の育成を目指す中で、今後の自走化に向けて意見交換が行われました。
 生徒が作成するポートフォリオ(作品集)の深化や、国際的な交流も含めた学びを言語化し表現する場の創出、持続可能性の観点からは、学校として卒業生のキャリアパスや企業との連携の成果をどのように発信していくのか等の課題が挙がりました。
 また、今回の視察を通して、実学的な学びが地域の産業ひいては持続可能性を支える重要なものであることを再確認しました。

浜松学芸高等学校

 「探究学習先進校の視察」をテーマに、探究創造科を設置し、探究学習に特徴的に取り組む様子を見学し、意見交換を行いました。

授業および施設見学

 浜松学芸高等学校では、専門的なカリキュラムで芸術を探究する力を養う芸術科、主体的な学びと自立した進路選択を重視し、獲得した知識を基に探究学習を実践する普通科、地域のリソースを活用したプロジェクト型学習により、探究活動を行う探究創造科が設置されています。
 今回の視察では、主に探究創造科の授業を見学しました。生徒同士で活発な意見交換が行われており、教員も含めて活気のある雰囲気の中で活動が展開されていました。

授業の様子1

授業の様子2

授業の様子3

意見交換

意見交換の様子

 探究創造科の取組について重点的に説明を受け、意見交換を行いました。
 これまでの探究的な活動で積み重ねてきたものがカリキュラムとして体系化され、地域をフィールドとして学びを深めるための環境整備が進められていることがわかりました。
 地域・企業との関わり方やカリキュラムの運用、生徒の主体的な活動をサポートする教員の姿勢、教員組織のチームビルド等、探究学習の推進にあたり様々な特徴的な取組が見られました。
 これからの県内における探究的な学びの深まりや広がりを考えていく上で、示唆に富む有意義な視察となりました。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会教育政策課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3168
ファクス番号:054-221-3561
kyoui_seisaku@pref.shizuoka.lg.jp