伊豆天城湯ヶ島温泉白壁(伊豆市)

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ページID1013365  更新日 2023年1月13日

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天城の自然や温泉とともに愛される、寛ぎの旅館

伊豆天城湯ヶ島温泉白壁は、地元出身の文豪・井上靖など多くの文人に愛された文人の宿、また名曲「天城越え」が生まれた宿として知られる温泉旅館です。源泉掛け流しの巨石露天風呂と巨木露天風呂が名物で、天城山や狩野川の豊かな自然に囲まれて、温泉とともに穏やかな時間を味わおうと、連泊する方も多くいます。それは女将をはじめとした従業員たちの温かいおもてなしが生み出す、居心地の良さゆえです。

女将の鈴木裕香さんはこの旅館で生まれ育ち、家族とともに宿を支えてきました。2019年のリニューアルを機に母より女将を受け継ぎ、お客様により一層満足していただけるよう、サービスや料理など様々な改善に取り組んでいます。また、日本旅館国際女将会に所属し、海外へ日本文化を紹介する活動にも携わっています。

写真:白壁1

写真:白壁2

写真:白壁3

温かみのある心遣いで、バリアフリーを上手に取り入れる

白壁は1954年に創業し、増築を重ねて現在のような本館と別館が地下の階段でつながる造りになりました。傾斜地にあるため、館内や建物をつなぐ廊下には段差や階段が多くあります。白壁がバリアフリーを取り入れたのは20年以上前で、車椅子のお客様からの要望がきっかけでした。馴染みの大工さんに依頼し、玄関の段差には取り外しできるスロープを作り、2階にはエレベーターで行けるバリアフリールームを1室作って、ヒノキの内風呂には手すりを付けたり、踏み台を用意したりするなど色々工夫をしました。

リニューアルに際しては安全性と快適さを高めるため、館内や客室内の段差を極力減らし、露天風呂付きの客室を増やしました。ただ、建物の構造上完全なバリアフリー対応は難しいため、その分は人の手でカバーすることで、お客様との交流を深める機会を作っています。例えば、スタッフは予めお客様と相談した上で、入浴時の介助など御要望に合わせてお手伝いをしています。また宿の古き良き佇まいを損なわないよう、浴室用の手すりや廊下のスロープは、必要に応じて設置できる可動式にしました。【伊豆天城湯ヶ島温泉白壁(伊豆市)2へ続く】

写真:スロープ1

写真:スロープ2

写真:内風呂の手すりと踏み台

企業情報

  • 伊豆市湯ヶ島1594番地
  • 電話番号:0558-85-0100
  • ファクス:0558-85-0726

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部県民生活局県民生活課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3341
ファクス番号:054-221-2642
shohi@pref.shizuoka.lg.jp