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質問Q12　水は少しぐらい減っても大丈夫なのではないでしょうか。

回答

大井川の水は、流域約62万人の水道用水のほか、約1万2千ヘクタールの農地の農業用水、流域企業の工業用水として供給されています。また、地下水も約400社の企業が約900本の井戸を掘って利用しています。

流域住民や企業は、大井川の水に深く依存しており、地域住民、企業にとって大井川の水は、「命の水」と言われています。

一方、大井川は、取水制限を過去20年間（平成15年～令和4年）に10回行っており、慢性的な水不足に悩まされています。

このような状況下で、大井川の水量減少は、住民の生活や産業活動に大きな影響を及ぼすおそれがあることから、流域全体が安心して生活していくために、JR東海に対し、トンネル湧水の全量戻しを求めてきました。