水資源にかかる対話経緯
大井川の概要・水利用の状況
大井川は、静岡県中部に位置し、その源を静岡県、長野県、山梨県の3県境に位置する間ノ岳〈標高3,190m〉に発し、静岡県中央部を南北に貫流しながら、島田市付近から広がる扇状地を抜け、その後駿河湾に注ぐ、流域面積1,280平方キロメートル、幹川流路延長168kmの一級河川です。
大井川の水は、流域の8市2町において、水道、農業、工業、発電の用水に利用されています。
農業用水として、流域の約1万2千haの農地の水源として供給され、中でも、県下のお茶の生産量の約5割を占める牧之原台地の水源となっています。
また、大井川流域の企業は、表流水を工業用水として利用しているだけでなく、約400の企業が約900本の井戸を掘り地下水を利用しています。
ビールや酒造メーカー、製紙や発電など、様々な事業者が大井川の水に深く依存しています。

県が懸念したこと
県は、トンネル掘削により、大井川上流部の地下水がトンネル内へ湧出し、県外へ流出することで、大井川の流量や地下水へ影響を与えるおそれがあることを懸念しました。
JR東海との対話の状況
令和6年2月5日に整理した「今後の主な対話項目」3分野28項目のうち水資源関連の6項目については、令和7年6月2日の専門部会をもってすべての対話が完了しました。

1 静岡県内の山梨工区工事中の県外流出量の全量戻し
(1) 田代ダム取水抑制案 ⇒ 対話完了
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第18回専門部会(R6.12.17)
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第19回専門部会(R7.3.11)
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2 リスク管理
(1) リスク管理 ⇒ 対話完了
- モニタリングやリスク対策の効果的かつ具体的な検討を行うための、リスクマトリクス、リスクマップのリスク管理手法の使用
- トンネル掘削に先立ち実施するボーリング調査の結果等を踏まえたリスク評価の検証と見直し
(リスクマトリクス)
工事で発生する事象に対するリスク要因と、想定されるリスクを関連づけることで、網羅的なリスク要因の洗い出しができるとともに、リスク同士の関係も明らかになり、効果的かつ具体的なモニタリング、リスク対策を検討しやすくなる。
(リスクマップ)
リスクの「危険度」を縦軸に、「頻度」を横軸にとって、リスクの特徴や大きさを示したもの。リスクマトリクスにより洗い出された、対策すべきリスク要因の優先度や、対策の効果を視覚的に知ることができる。
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第16回専門部会(R6.5.13)
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第19回専門部会(R7.3.11)
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(2) 田代ダム取水抑制案について ⇒ 対話完了
- 大井川の流量が少なくなる渇水期において、田代ダムにおいて発電のための取水を停止してもなお、県外流出量と同量を取水抑制できない状態が継続する場合の対応
- 先進坑の掘削時において、突発湧水等の不測の事態が発生した場合の県等への連絡方法や対応についての協議体制
- 大井川の河川流量の減少や先進坑の掘削に伴うトンネル湧水量の増加などにより取水抑制するための水量が不足する不確実性への対応
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第19回専門部会(R7.3.11)
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第20回専門部会(R7.6.2)
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(3) トンネル湧水をポンプアップし、導水路トンネルから大井川に戻す方策について、突発湧水等のリスクへの対応 ⇒ 対話完了
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第19回専門部会(R7.3.11)
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(4) 山梨県内の高速長尺先進ボーリング、先進坑、本坑の掘削により健全な水循環への影響が懸念されることへの対応について、科学的な説明と本県等との合意(高速長尺先進ボーリングが、県境から山梨県側へ約300mの地点に達する前) ⇒ 対話完了
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第16回専門部会(R6.5.13)
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三者合意(R6.6.18)
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3 モニタリング
(1) 2(1)を踏まえた、具体的なモニタリング計画(モニタリング項目、実施箇所、実施頻度、監視体制、公表時期、理解しやすいデータ公表の手法等) ⇒ 対話完了
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第16回専門部会(R6.5.13)
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第19回専門部会(R7.3.11)
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第20回専門部会(R7.6.2)
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